4tトラック人気5車種の新車価格を調査!新車・リース・中古のメリットとデメリットも紹介
4tトラックとは、最大積載量が4tから6t程度の中型トラックのことを指しています。街中でも使い勝手がいいので、運送業界でも多く利用されているトラックです。
ここではその4tトラックを新車で購入する場合やリース、中古で購入する場合のメリットなどについて紹介していきたいと思います。
トラックの新車価格
トラックの新車価格はメーカーが直接が提示していないことも多くあります。基本的にトラックの新車価格は販売店やディーラーと相談の上で決定されます。
トラックは一般的な普通車と比べると高額なことが多く、大型トラックなどになると高級外車よりも高いということがあります。
そのため、新車で高額なトラックを購入するには顧客の信用調査から行われることとなります。調査から納車まで1年ほどかかる場合もあります。
またこうしたトラックはすべて同じ仕様で大量生産されるものではなく、顧客がグレードなどについてオーダーをして、それに合わせて生産をするということもあります。
そういった事情もあって新車価格が流動的になっているのです。
おすすめ5車種・4tトラックの新車価格
いすゞ フォワード
トラックの人気メーカーである「いすゞ自動車」の中型トラック「フォワード」では安全管理への装備が充実しており、以前はプションとして設定していた「先進視覚サポート技術(VAT)」と「電子式車両姿勢制御システム(IESC)」をクラス初の標準装備としています。
VATは、「プリクラッシュブレーキ(衝突回避支援機能/衝突被害軽減機能)」、「ミリ波車間ウォーニング」、「LDWS(車線逸脱警報)」で構成する安全運転支援システムであり、高精度のミリ波レーダーや各種センサーを駆使し、ドライバーの視覚をサポートしています。
IESCは、ドライバーの操作状況や車両挙動をセンサーで検知し、横滑りや横転につながる不安定な車両姿勢と判断した場合に警報音とメーター表示による警告と同時に、エンジンおよびブレーキの自動制御を行うことができます。
車型TKG‐FRR90S2、Fカーゴ・GVW8t車、4HK1-TCS 210PSエンジン/6速Smoother-Fxの価格は「1148万4720円」となっています。
日野 レンジャー
同じくトラックで有名な「日野自動車」の中型トラック「レンジャー」では、標準幅 標準ルーフ・ベッドレス リーフサスの平ボデー完成車「レンジャー 2PG-FC2ABA」が「850万2840円」、広幅 標準ルーフ・ベッド付 リアエアサスのトランテックス製ウイングバン完成車「レンジャー 2PG-FD2ABG」が「1227万9600円」となっています。
こちらも先進安全装備の性能向上が進められており、ドライバーの居眠りや前方不注意などを検知して警告を行なう「ドライバーモニター」はモニターカメラの精度を向上しています。
マツダ タイタン
マツダでは小型~中型トラックとして人気の「タイタン」がフルモデルチェンジされています。「機能性」「快適性」「省燃費」を追究した作りとなっており、とにかくバリエーションが多いという特徴があります。
中でも「アイドリングストップ&スタートシステム」の採用によって自動再始動機能、排出ガスの低減、燃費の向上、騒音の低減を実現しました。
車体価格はバージョンによってかなりの幅があるのですが、一般モデルで「272~470万円」ほどとなっています。ただ、グレードアップさせていくとそれだけ車体価格も上がっていくことになります。
三菱ふそう ファイター
三菱ふそうでは中型トラック「ファイター」の新モデルを2019年に販売開始しています。先進安全装置を新規導入し、安全運転のサポート機能を大幅に強化しています。
視線を動かすことなく手元の感覚で様々なオペレーションが可能になる「ステアリングスイッチ」、リアルタイムで燃費を確認できる「マルチファンクションモニター」、Bluetooth対応のAM/FMラジオも装備したことでドライバーの運転における快適性を向上させています。
車体価格は車型2KG-FK62FK、エンジン 6M60(T4)型162kW(220PS)、6速MT、GVW 8t、平ボデー完成車、フルキャブ、リーフサスで「894万8880円」となっています。
日野UDトラックス コンドル
UDトラックスは中型トラック「コンドルMK」「コンドルLK」をフルモデルチェンジして販売しています。大型トラックで蓄積した技術を採用して優れた燃費性能や環境性能、空力性能、安全性能を向上させていることが特徴です。
販売価格はSKG-MK38L(エンジン:GH5TA、最高出力158kw/215PS)、最大積載量4トンクラス、パーフェクトコンドル(アルミウィング完成車(汎用パッケージ))、標準幅ベッド付、タイプG、ホイールベース4.83m、フルオートエアコン、ディスチャージヘッドランプ、ABS付で、「970万3050円」となっています。
4tトラックをリースで使う
トラックリースとは
トラックのリースとはトラックの所有権はリース会社が持ったまま、運送会社などがトラックを使用するというものです。
契約期間が過ぎるとトラックは返却することになります。
トラックリースのメリット
すぐに利用できるというもの、初期投資がかからないということ、修理費用などをリース会社が持ってくれるということなどがあり、一度に大金を必要としないというメリットがあります。
また、新車をリースできることもあります。
トラックリースのデメリット
あくまでも「リース」しているだけですので、契約期間が終了すると返却することになり、自社の車両とはなりません。
ただし契約によっては契約終了後に買取ができるという場合もあります。
4tトラックを中古で買うには
4tトラックを中古で買うメリット
新車で買うと数百万円~数千万円ほどするようなトラックですが、中古であればかなり安く購入することができます。
また、納期も数ヶ月かかるということなく、比較的早く使用できるようになります。そのため、欲しいトラックを早く、多く揃えるということができます。
4tトラックを中古で買うデメリット
中古といってもグレードやトラックの状態はバラバラですので、状態の良いものばかりとは限らないということがあります。部品などが古く、修理が必要な場合もあります。
また、中古市場に自分が欲しいトラックが常にあるとは限りません。人気のトラックや冷凍車などの特殊車両はなかなか見つからないということもあります。
4tトラックを中古で買うときの注意点
そのトラックの状態をどれだけ的確に見極めることができるかが最大のポイントとなります。自分が車に詳しい場合はそれぞれの部品の状態を調べてみると良いでしょう。
自信がない場合は整備知識があるような人と同行してもらうと良いかもしれません。
まとめ
4tトラックはトラック市場でも人気の部類に入るトラックです。新車で買うとかなり高額なために信用できる販売会社やディーラーで購入するのが良いでしょう。
また、予算や欲しい車両によってはリースを利用したり、中古で購入するという方法もあります。
色々とシュミレーションしてみて、効率よく使いこなしていくと良いでしょう。