高圧ガス移動監視者になるには資格が必要!講習にかかる費用と検定に合格するための勉強法

高圧ガス移動監視者という資格は高圧ガスの輸送には必ず必要な国家資格です。

日本各地で見かけるプロパンガスなどを積載したタンクローリーを運転できたりと、実は活躍の場が広い資格なのです。今回は高圧ガス移動監視者の資格についてまとめてみました。

高圧ガス移動監視者について

まずは高圧ガス移動監視者という資格についてを簡単に説明してみました。

高圧ガス移動監視者は国家資格

高圧ガス移動監視者という資格は国家資格です。国家資格は人の命に係わるような業務に携わる場合に取得しなくてはなりませんが、

この資格の場合だと規定量以上のLPガスなどの高圧ガスを輸送する時には必ず取得していなくてはなりません。

高圧ガスを安全に移送する時に、安全性の指揮を執り危険がないかどうかを監視する役割を果たさなくてはいけません。

さらに高圧ガス移動監視者jには総合区分と液化石油ガス区分の2種類がある事を頭に入れておくと良いでしょう。

高圧ガス移動監視者になるには

では高圧ガス移動監視者の資格を取得するためにはどうすれば良いのかというと、講習と検定を受ける必要があります。どちらが欠けてもいけませんので必ず講習と検定の両方の受講が必要になります。

講習は2日間受けなくてはなりません。その後は検定試験を受けて合格しなくてはなりません。

この試験に合格して初めて高圧ガス移動監視者講習終了証がいただけるのです。これがいわゆる資格証明ができる免許証という事になるわけです。

高圧ガス移動監視者の講習

ここでは高圧ガス移動監視者の講習についてご紹介いたします。

講習の内容

講習にかかる内容についてですが「高圧ガス移動監視者」の講習では学識、そして保安管理技術についての講習を受けるます。

一方高圧ガス移動監視者の液化石油ガスの場合ですが、液化石油ガスの移動に必要な学識そして保安管理技術についての講習を受けます。

また、共通で法令についての研修を受けます。関係法令が3時間、移動に必要な学識と保安管理技術で11時間の合計14時間がかかります。この時途中退席をするなど修了ができない場合は受験資格が得られません。

ちなみに講習を受けた時にテストに出ると言われた箇所は出る事が多いので、しっかりと講習を受けておくと合格率が上がるでしょう。

講習にかかる費用

講習を受ける時には受講料がかかります。総合区分と液化石油ガスでは費用が変わります。

総合区分の受講検定料は11,400円となっており、液化石油ガス区分では10,600円となっています。この違いについては受講する時の時間が違ったり、内容が若干違ったりするからです。

しかし共通する事もあって、それはこの費用は講習を受けるためだけの費用であり、テキストなどの費用は含まれていないので別途必要となります。

講習の日程

国家資格は1年に一回だけではありません。高圧ガス移動監視者の資格も同じで、年4回平均的に行われています。

しかも1か所で開催されるわけではなくて15か所で行われます。日程は開催される地域によって違うので確認しましょう。

受講費用の他に受講試験が開催される地域までの交通費が別途必要になるので、時間や日程そして受講が日をまたぐ事があるので宿泊費などの準備や、ホテルなどの予約を入れておくと良いでしょう。

高圧ガス移動監視者の検定

ここでは高圧ガス移動監視者の検定の内容や合格ライン、そして合格率などについてをご紹介いたします。

検定試験の内容

講習と検定試験は同じ日に開催はされません。実施されるのは4月、9月、11月、2月の年4回です。これは高圧ガス移動監視者と同じですね。受験資格は講習さえ受ければ誰でも受ける事が可能です。

検定を受けるには高圧ガス移動監視者の講習受講を修了していなくてはなりません。

この検定試験は受講を修了した方のみが受験資格を得られるものなので、検定試験の受験を検討しているのなら、まずは高圧ガス移動監視者の講習を受講しましょう。

検定試験の合格ラインと合格率

試験方法は筆記試験と講習となっています。

出題範囲は「高圧ガス基礎知識や高圧ガスの性質」「高圧ガス保安法令」「可燃性ガス、毒性ガスの性質」「可燃性ガス、毒性ガスの取り扱い」「容器、タンクローリーの運行上の注意」などから出題されます。

検定試験では(総合)で20問が出題され(液化石油ガス)で20問が出題されます。

それぞれ試験時間は1時間30分となっており、マークシートで5つの選択肢から選びます。全体の6割の正解で合格です。現在の合格率は85%と高い数字となっています。

高圧ガス移動監視者検定に合格するコツ

検定では1つの問題を回答するのに4分程度の時間が設けられています。そんなに急いで回答しなくても良いわけです。

落ち着いて考えればミスする事も少なくなります。緊張してしまうのはわかりますがまずは落ち着いて受けましょう。

落ち着いて質問をじっくりと読んで、どんな問題なのかを理解してから回答していきましょう。特に引っ掛け問題には十分に気を付けなくてはなりません。

しかしながら講習を真面目に受けて過去問題を繰り返しチェックしておく事をおすすめします。

高圧ガス移動監視者の仕事と待遇

ここでは高圧ガス移動監視者の仕事とどのような待遇があるのかについてをわかりやすく説明いたします。

高圧ガス移動監視者の仕事

高圧ガス移動監視者の資格を取得すると、規定以上の高圧ガスを輸送するタンクローリーの運転手として活躍する事が可能です。

またタンクローリーだけではなくトラックで規定以上の高圧ガスを運搬する際にも、やはり高圧ガス移動監視者の資格を取得する必要があります。

もしも資格がない状態で輸送してしまった場合、厳しい罰則を受ける事になるので、かならず規定値を超える高圧ガスを移動させる場合には取得しなくてはなりません。

ガス関連会社やエネルギー関連企業に採用されることもあります。

高圧ガス移動監視者の待遇

資格を取得していない場合よりも福利厚生面がしっかりとしています。当然会社には必要な存在となるので報酬もアップするでしょう。

しかもそこにドライバーとしての仕事も加わりますので、とうぜんですが個人としての付加価値も上がりお給料も必然的に上がります。

また、タンクローリーのドライバーとして活躍する時の就職にも有利ですが、エネルギー関係の企業に就職するのにも有利になるはずです。

数ある企業の中でも特に輸送ができるドライバーの採用率は上がっていくでしょう。

まとめ

今回は高圧ガス移動監視者とはどんな資格なのか?取得するためにはどうすれば良いのかについて、さらに受講の内容や日程と検定についてご紹介いたしました。

この記事が高圧ガス移動監視者免許の取得を検討している方の参考になれば幸いです。

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