大型トラックの燃費の平均どのくらい?維持費の節約は燃料費を気にすべし!

大きなものを動かすためにはそれだけエネルギーが大量に必要になります。大型トラックは10tを超えるようになってくるためにそれだけ莫大な燃料がかかってきます。

つまりそれだけ燃料代がかかってくることになり、それが事業者の利益を圧迫することになってくるのです。そこでここでは大型トラックの燃料について紹介していきます。

大型トラックの燃料代について

トラックを維持していくためにはさまざまなコストがかかってきます。税金もかかりますし、点検や修理をするのにも費用はかかります。

しかし常にかかるもので、もっとも大きなコストとなるのは「燃料代」です。これは毎日走行するとそれだけかかってきますので、割合が大きいのです。

車両は大きくなるほど燃費は悪くなっていきます。大型トラックではトラックのメーカーが公表しているのはだいたい4.0km/L前後です。しかしこれは必ず4km走ることができるというものではありません。

荷物を積載すればさらに燃費は悪くなりますし、整備や運転の仕方によっても変化してきます。利益を上げるためには燃費の問題は絶対に必要になることなのです。

大型トラックの燃費はどれ位?

一般道

一般道を走っている際にはだいたいメーカーが公表している数値に近い数字になります。ただし、これは安定して普通に走行できた場合です。

信号が多い、渋滞が多いといった理由で発進と停止を繰り返しているとそれだけ燃費は悪くなります。

高速道

一般的に普通車であれば高速道路を走っている方が燃費は良くなります。これは発進や停止を繰り返すことなく一定のスピードで走行できるためですが、大型トラックの場合は少し変わってきます。

大量の荷物を積んで、スピードを出して走ることに大きなエネルギーがかかってくるからです。そのため積載状態などによっては4.0km/L前後よりも悪くなることは普通にあります

大型トラックの燃費向上の為に!

アイドリングストップ

地球環境や消費エネルギーの点からもアイドリングストップが推奨されています。これは大型トラックでも同様で、停車している間にエンジンを止めていればそれだけ燃費を抑えることができるのです。

グリーンゾーンでのシフトチェンジ

一般道を走っていると信号などで発進と停止を繰り返す必要があります。これが燃費を悪くさせる原因にもなっているのですが、タコメーターのグリーンゾーン内で発進や停止をすることで少し改善することはできます。

大型トラックでは1000~1500rpmがグリーンゾーンとなっていますのでその間で行うことで燃費を良くすることができるでしょう。

積載量の厳守

トラックには最大積載量が設定されています。これはそのトラックが正常に荷物を運搬できる量のことです。これを超えて積載すると事故につながるだけでなく、法令違反にもなります。

また、容量を超えて積載しているわけですからそれだけエネルギーを消費することにもなり、燃費は悪くなってしまいます。

タイヤの空気圧

タイヤの空気圧が適正でない場合も燃費が悪くなります。空気が足りない場合はタイヤの側面部分が地面に接するようになっていき、タイヤの摩耗も早くなります。

また、空気圧が高すぎる場合も正常な機能を発揮できなくなり車体バランスが悪くなるために結果的に燃費が悪くなります。

急のつく運転をしない

急ブレーキ、急発進、急ハンドルなど「急」がつく運転はどれも必要以上にエネルギーを消費します。そのため燃費のためにも安全のためにも「急」がつくような運転を避けるのが正解だと言えるのです。

エンジンオイル、エレメントの交換

エンジンオイルやエレメント、オイルフィルターなどが適切に交換されていない場合も燃費は悪くなります。エンジンオイルなどはどんどん汚れていきますので、そのまま使用し続けると燃費が悪くなるだけでなく発火の危険もあります。

消耗品の定期的な交換

ブレーキまわりやエンジンまわりなどの部品は消耗品です。それぞれに使用期間が定められていますので、定期的に交換しなければいけません。

交換するのに費用がかかると考えられがちですが、交換しないまま使い続けるともっとも大きな故障や事故につながることがあります。安全のためにも定期的に交換するようにしましょう。

エンジンの小型化が進むトラック業界

以前は大きなエンジンを積んで大きなパワーを出すということが一般的でしたが、近年エンジンを小型化することで重量を減らし、スペースを広げるということが進んでいます。

もちろんエンジンは小型化されてもパワーが落ちないように考えられており、こういったエコエンジンが普及することで燃費はますます向上していくと考えられています。

まとめ

事業を継続して行っていく上で大型トラックの燃料代はかなり大きなウェイトをしめます。

ただ、定期的に点検や交換を行い、積載量などの法令を遵守し、効率の良い運転をしていればかなり燃費は向上させることが可能です。できる限り注意していきましょう。

年収UPさせる!ドライバーのお仕事を無料検索(全国の求人情報)規則適応ver

【必見】年収をあげて、待遇のよい職場に転職したい!という方へ

  • 今より年収をUPさせたい…
  • 夜勤が辛くなってきた…
  • 手積み/手降ろしが辛い…

などを感じている方に、おすすめのサービス「プレックスジョブ」


「プレックスジョブ」は、大手企業から地元の優良企業まで、幅広い企業の求人を掲載中です!

  1. 簡単1分で正社員雇用の求人を検索できる
  2. 今より年収が高く、労働条件が良い会社が見つかる
  3. 会員登録したら、スカウトも受けられる

\新着求人も続々更新中!/

プレックスジョブで求人検索する >

企業からスカウトが受けられる
【会員登録】はこちら

新着記事

  • 大型トラックのリミッターは解除できない?解除による罰則などについて解説!

    大型トラックは一定の速度以上は出せない...
  • ドラム缶の積み方と転がし方・ドラム缶を安全に扱うための注意点をまとめました

    ドラム缶を積む際には、縦積みと横に並べ...
  • 荷役作業・附帯業務の記録が義務化されました/乗務記録の作成方法をご紹介

    2019年6月より、荷役作業等の記録作...
  • 酒気帯び運転で免許取り消しはいつから運転できなるくなる?再取得の方法も紹介

    酒気帯び運転は大きな事故を誘発する可能...
  • スピード違反で免停になるのはいつから?何点から?免停期間が短くなる講習とは

    もしスピード違反で捕まってしまったら当...

人気記事

  • 物流業や倉庫業の荷降ろしはきつい?荷物の積み下ろしを楽にする為の方法とは

    物流業界で働くことを検討されている方は...
  • トレーラー運転手の給料/平均年収はいくらくらいが相場?ボーナス/賞与/手取りについても解説!

    トレーラーは男の憧れとして、かっこいい...
  • 優良運転者表彰のメリットは盛り沢山!ゴールド免許の表彰制度についてもご紹介!

    5年間の無事故無違反を達成した運転者に...
  • バッテリー液の見方は簡単! 選び方・補充方法をわかりやすくご説明します

    バッテリーを見てみると外側からでもバッ...
  • 2tトラックの走行距離の寿命はどのくらい?寿命が近いサインの見分け方

    自動車に長く乗っていると、月日が経つに...
【ドライバー採用ご担当者様へ】ドライバー特化の人材紹介サービス「プレックスジョブ」
掲載のお問い合わせはこちら