1.5トントラックのサイズ/寸法はどれぐらい?高さ/長さ/重さ/幅について

トラックの大きさは意外と細かく設定されています。メーカーによってトラックにも名前がありますが、多くの場合はトン数で呼んでいたりするので詳しくわからない事も多いですよね。

その中で今回は1.5トンのトラックのサイズをご紹介いたします。

1.5トントラックの定義とは?

トラックは最大積載量で分類されています。1.5トンというと何となく中途半端な大きさじゃないかと思う方も多いでしょう。

基本的には最大積載量が1.5トン未満のトラックの事を1.5トントラックという言い方をしています。どのトラックでも標準サイズというのがありますが、1.5トントラックにも基準となるサイズがあります。

サイズは車両寸法と荷台内寸法があって、そのサイズ以内である必要があります。そして最も重要なのは最大積載量が1.5トン以下です。

幌や箱を荷台につける場合には規定を超えないように気を付ける必要があります。世界では小さくて需要が少ないと思われがちな1.5トントラックですが、狭い日本の道路事情では大変重宝数トラックでもあるのです。

1.5トントラックのサイズは?

では具体的に1.5トンのトラックのサイズについてご紹介いたします。

車両寸法・積載量

1.5トンの平均的な車両寸法は、全長が4,690mm、全幅1,695mm、全高1,970mm程度である必要があります。

もちろんこれについては各メーカーによって微妙に違っていますが、概ねこの寸法内に入っていれば問題はありませんが、標準の1.5トンサイズを超えたサイズになる場合は注意が必要になります。

基本的には道路交通法57条の規定以内に入っていなくてはなりません。長さについては全長の10%以内、幅は自動車の幅を超えてはならず、高さは3.8mから積載する高さを減らしたものとなっています。

もしも1.5トントラックよりも大きくなってしまう場合には届け出が必要になるので注意しましょう。

荷台寸法

荷台の寸法については長さが3,120mm、幅1,620mm、高さ380mm程度のサイズである事と決まっています。

こちらの方も各メーカーによって多少寸法が変わってきますし、荷台に幌や箱などを乗せた時にもサイズを気にしなくてはなりません。

荷台のサイズを変更する場合には上記したように決められている寸法以内であれば問題はありませんが、それを超える場合にはやはり申請を出して許可を得なくては走行させてはいけません。

もしも走行した場合には罰則が科せられる事もあります。また、ロングボディだったり低床トラックなどもあるので、その場合には寸法が若干変わってきます。使う用途に合ったトラックを購入されると良いでしょう。

2トン・4トントラックとの比較

ここでは1.5トントラックと2トントラック、そして4トントラックとの比較をしてみました。

2トントラックのサイズ

2トントラックも日本で多く利用されているトラックですね。2トントラックの標準的なサイズですが、メーカーによっても多少違いがありますが、おおよその車両のサイズは全長4,700mm、全幅1,700mm、全高2,000mm以内です。

荷台のサイズは長さ3,100mm、幅1,700mm、高さ380mm程度となっています。

1.5トントラックと比べるとやはり若干ではありますがサイズも大きいですね。排気量も1.5トンに比べると大きいので、同じ荷物を運ぶなら2トンの方が良い場合もあります。

なのでよく引越し業者などが単身パックのような重宝しているようです。また個人事業主が配送に使ったり狭い道での輸送に活用されています。

4トントラックのサイズ

4トントラックは非常に種類が豊富で馬力もありますし、比較的大量の荷物を積載できるので運送業者で幅広く活用されています。

大型トラックも多いですが短中距離の輸送なら4トントラックの方が圧倒的に台数が多いかもしれません。4トントラックの標準的なサイズですが、車両寸法が全長7,600mm、全幅2,200mm、全高2,680mmです。

荷台の寸法は長さ6,200mm、幅2,130mm、高さ400mmとなっています。もちろん各メーカーによって多少サイズに差がでます。

1.5トントラックと比較してみると、やはり大量に荷物を運ぶ事ができる点、重い荷物を運んでも車体がしっかりとしています。ですが小回りが利かないというデメリットがあります。

1.5トントラックのメリット

ここでは1.5トントラックを使うメリットをいくつかご紹介いたしましょう。

操作性に優れている

1.5トントラックというとどのくらいのサイズだと思うでしょうか?

もしかしたらトラックだから全長が長いし幅も広くて運転が難しそうと思うかもしれませんが、1.5トントラックというのはトヨタのハイエースワゴンなどとそれほど変わりません。

そのため普通乗用車の感覚で運転する事ができますし、キビキビ走るので操作性に優れているというメリットがあります。

しかも標準タイプの1.5トントラックなら普通免許でも乗れるので、その手軽さもあって利用する方が多いのです。

維持費の節約

大きなトラックは運べる荷物がとても多いのでお得感がありますが、大きなトラックだと車両保険、重量税、そしてガソリンやオイル関係の交換費用、タイヤの費用などの維持費がかかります。

もちろん1.5トンもかかりますが大型トラックよりも安いのです。

維持費を少しでも節約したいと考えている事業者や個人事業者や農家の方は、ある程度多くの荷物を積むことができて、重量税や燃料費の節約ができるメリットは非常に大きいのではないでしょうか。

車両料金が安い

1.5トントラックのメリットには車両価格が安いというメリットがあります。大きなトラックは車体が大きく荷台も大きいので、そもそもの車体価格が大変高価になってしまいます。

ところが1.5トンは小さいトラックなので購入する時の費用を抑えられます。

例えば4トントラックを新車で購入すると10,000,000円以上かかりますが、1.5トンを新車で購入した場合は4,000,000円~5,000,000円と、およそ半額以下で購入する事ができるのです。

これも1.5トントラックを使うメリットになるでしょう。

運転には準中型免許が必要になることも!

気を付けなくてはならないのは運転免許です。

2017年3月12日以前に取得した免許なら1.5トントラックの場合は普通免許があれば十分なのですが、最大積載量が1.5トン以下であっても車両総重量が3.5トンを超えてしまうと準中型免許が必要になるのです。

つまりそれ以降に免許を取得した方の場合は、普通免許だけではなく別途準中型の運転免許の取得が必要になります。1.5トンだからと安心せずに、車両総重量などを確認してから購入を検討しなくてはならないのです。

ちなみに準中型の免許の取得条件についてですが、運転経験は必要ありません。18歳から取得する事が可能です。

できれば教習所を使って取得を目指した方が良いですね。合宿がある場合は合宿の方が確実に短期間に取得できるのでおすすめです。

まとめ

今回は1.5トントラックのサイズ、用途、そしてメリット、さらに2トンや4トンとの寸法の違いを比較してみました。メリットは大きいですが用途や荷物の量によって使用するトラックの大きさを選ぶ事をおすすめいたします。

年収UPさせる!ドライバーのお仕事を無料検索(全国の求人情報)規則適応ver

【必見】年収をあげて、待遇のよい職場に転職したい!という方へ

  • 今より年収をUPさせたい…
  • 夜勤が辛くなってきた…
  • 手積み/手降ろしが辛い…

などを感じている方に、おすすめのサービス「プレックスジョブ」


「プレックスジョブ」は、大手企業から地元の優良企業まで、幅広い企業の求人を掲載中です!

  1. 簡単1分で正社員雇用の求人を検索できる
  2. 今より年収が高く、労働条件が良い会社が見つかる
  3. 会員登録したら、スカウトも受けられる

\新着求人も続々更新中!/

プレックスジョブで求人検索する >

企業からスカウトが受けられる
【会員登録】はこちら

新着記事

  • 大型トラックのリミッターは解除できない?解除による罰則などについて解説!

    大型トラックは一定の速度以上は出せない...
  • ドラム缶の積み方と転がし方・ドラム缶を安全に扱うための注意点をまとめました

    ドラム缶を積む際には、縦積みと横に並べ...
  • 荷役作業・附帯業務の記録が義務化されました/乗務記録の作成方法をご紹介

    2019年6月より、荷役作業等の記録作...
  • 酒気帯び運転で免許取り消しはいつから運転できなるくなる?再取得の方法も紹介

    酒気帯び運転は大きな事故を誘発する可能...
  • スピード違反で免停になるのはいつから?何点から?免停期間が短くなる講習とは

    もしスピード違反で捕まってしまったら当...

人気記事

  • 初めて2tトラックを運転する人が知っておくべき普通自動車との違い7点

    初めてトラック運転手になる方はまず2t...
  • フォークリフトの構造や仕組みについて解説!フォークリフトの各部名所や役割、種類

    フォークリフト技能講習を修了することで...
  • 大型トラック整備の仕事がきついといわれるリアルな理由4選!ニーズと将来性は?

    大型トラックの整備士の仕事は細かく分類...
  • ルート配送の仕事は楽しい!ルート配送のメリットとデメリットを詳しく紹介!

    トラックドライバーへの転職を検討されて...
  • 運送会社の退職理由に多い原因とは?離職率を下げるために改善するべき項目

    せっかく就職したとしても何等かの事情で...
【ドライバー採用ご担当者様へ】ドライバー特化の人材紹介サービス「プレックスジョブ」
掲載のお問い合わせはこちら