10tトラックの値段はいくらぐらい?10tトラックの特徴を比較し中古車の平均価格もご紹介!

自分の10tトラックを持つのは、トラックドライバーの夢ですよね。

ただ、「10tトラックを新車で購入したら一戸建てを買うのと同じ」という噂が巷であるように、なかなか高額なお買い物になります。

そこで、中古車の平均価格と選ぶ時のチェックポイント、大型免許取得の条件そして最後に持ち込みでの仕事など、気になる疑問をわかりやすく解説します。

10tトラックの購入にかかる費用は新築一戸建てに匹敵する!

トラック運転手になりたいために、自分でトラックの購入を検討しているという方もいらっしゃるでしょう。実は昔は自分でトラックを購入して「持ち込み」という形で仕事を請け負っていた方が多かった時代もありました。

確かに自分が所有しているトラックを持ち込んで仕事をすると、報酬に違いが出るので希望する方も多いようですが、

10tトラックを新車で購入すると1700万円以上かかるため、新築一戸建てを購入するくらいの費用に匹敵するのです。

それだけの金銭的な余裕がなければ新車のトラックを購入するのは難しいでしょう。ローンを組むにしても安定した収入が無ければ難しいですし、

現金で用意するとなると大変なため個人での新車の購入はハードルが高いでしょう。

10tトラックの新車価格をメーカー別で紹介!

ここでは10tトラックの新車価格をメーカー別にご紹介し、わかりやすく説明いたします。

いすゞ ギガ

いすゞ自動車の10tトラックと言えば『ギガ』が有名です。運転する人が快適に過ごせるような空間や装備が充実しています。

ドライバーにも人気の高いトラックです。いすゞ ギガの10tトラックの新車価格についてお話ししましょう。

ギガのQPG-CYJ77Bを例にとってみますと、メーカー希望小売価格は21,682,000円です。これだけでもかなりの高額です。最大積載量は13.4t、サイズ 全長11950mm×全幅2490mm×全高3035mmです。

日野 プロフィア

日野のプロフィアは見た目もスッキリとしていて、迫力のあるキャビンでトラック運転手に人気のトラックです。

燃費性能も良く運転方法の違いによる燃費の差を縮めてくれるトラックです。かといって力が無いと感じる事もありません。

日野のプロフィアの新車購入の際のメーカー希望小売価格は16,697,000円となっています。最大積載量は13.5t、サイズ 全長11990mm×全幅2490mm×全高3460mmです。

三菱ふそう スーパーグレート

トラック運転手に人気の三菱ふそう スーパーグレードは、安全性の高さで評価を得ているトラックで、フルモデルチェンジしたばかりです。

アクティブ・ブレーキ・アシスト4を搭載していて、疲労による居眠り運転による事故を予防して軽減します。

死角が多い10tトラックの巻き込み事故や車線の変更時の危険の抑制をサポートしてくれる機能充実のトラックです。

メーカー希望小売価格は21,052,440円、最大積載量は14.1t、サイズ 全長11990mm×全幅2495mm×全高3795mmです。

UDトラックス クオン

見た目がゴージャスなUDトラックス クオンは使いやすいコックピットが素晴らしい、トラック運転手に人気のトラックです。燃費性能がよく力強さを兼ね備えた優れた性能と衝突被害軽減や、ふらつきがあった場合の注意喚起装置がついています。

居眠りなどによる事故を抑制します。メーカー希望小売価格は17,845,000円です。最大積載量は15.3t、サイズ 全長11990mm×全幅2490mm×全高3035mmです。

10tトラックの中古車価格の相場は?

新車で10tトラックを購入しようとすると、一戸建てを購入するくらいもしくはそれを超えるくらいの資金が必要になってしまいます。そのため新車の購入を諦めなくてはならないケースもあるかもしれません。

ですが新車じゃなくても中古車であれば、新車価格よりもだいぶ安くなり手に入れやすくなります。そこで気になるのが10tトラックの中古車の相場です。

平均的な10tトラックの中古車の相場を調べたので、その平均価格をご紹介いたします。

年式やメーカーそして走行距離などにもよりますが、平均すると5,600,000円前後くらいなので、新車で購入するよりもおよそ1/3程度の価格で10tトラックを手に入れる事ができます。

中古10tトラック購入のチェックポイント

ここでは中古の10tトラックを購入する時のチェックポイントをご紹介いたします。

外装のチェック

中古トラックであってもできるだけ状態の良いトラックを手に入れたいですよね。そこで外装部分についてのチェックポイントをご紹介いたします。まずは外装を詳しくチェックしてみましょう。

こすったような跡が無いかどうかや傷やへこみが無いかどうかを確認しましょう。特に注意したいのは車体の下部分です。こすった傷や大きなへこみが無いかどうかを必ずチェックして状態の良いものを購入しましょう。

足回りのチェック

次に注目したいのは足回りの部分です。足回りではタイヤをチェックするとわかりやすいでしょう。タイヤを見た時に編摩耗があった場合には、何等かの異常がある可能性があります。

もちろん色々な場所へ荷物の輸送を行っているのですから、編摩耗がまったく無いというトラックは新車以外にありませんが、その中でも編摩耗の少ないトラックを購入すると良いでしょう。

荷台のチェック

トラックの購入をする時に特に注意したいのが荷台の部分です。なぜかというと荷台には大切な荷物を入れて輸送します。その時、荷台に穴が空いていたり床の部分がもろくなっていないかどうかをチェックしましょう。

穴や床が傷んでいると荷物を入れる時に引っかかってしまったり、荷物の箱を破ってしまったり滑りが悪くて作業効率が下がるので、入念にチェックをしておく必要があります。

機関系のチェック

最後のチェック項目は機関系のチェックです。実際にエンジンをかけてみましょう。エンジンにイオンが混ざっていないかどうかを確認し、走らせてみてブレーキは異常なくかかるかどうかを確認してみましょう。

他にもトラックにはエアーが重要な役割を持っていますが、エアー漏れがあっては大変な事になってしまうので、エアー漏れがないかどうかについてもチェックしておきましょう。

10tトラックの運転には大型免許が必須!

自分の所有するトラックで運送会社にもちこみするために10tトラックの購入を検討しているのはわかりますが、誰でも10tトラックの運転ができるわけではありません。

10tトラックの運転をするためには運転免許が必要になります。10tトラック以上の車を運転するための資格を取得するためには、いくつかの条件をクリアしなくてはなりません。

まず第一に満21歳以上である事。この条件はクリアできるでしょう。次に普通免許または大型特殊免許を取得して運転歴が3年以上である事。

さらに両目の視力が0.8以上であり眼鏡等をつけて片目が0.5以上ある事、深視力検査の誤差が2センチ以下であり、信号の色がわかる事、そして10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえなくてはなりません。

10tトラック所有で持ち込みという働き方も

ご紹介したように個人で10tトラックを所有するのは難しいところです。特に新車の場合は一生に一度のお買い物である一戸建てを上回るほどの価格です。

例え中古だったとしても決して安くはありませんが、手に入れられない事はないでしょう。一般的にトラック運転手をする場合は会社所有のトラックを運転しますが、中には自分のトラックを使う「持ち込み」という方法で企業専属のドライバーとして活躍する方もいらっしゃいます。この場合は白ナンバーであっても仕事ができます。

まとめ

今回は、10tトラックの値段についてご紹介いたしました。各メーカーで人気の10tトラックの新車購入価格、中古車を購入する時の平均的な価格、中古車トラックを購入時の注意点などについてをご紹介いたしました。購入した後は持ち込みという働き方を選択しても良いですね。

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