ミキサー車に必要な運転免許とは?ミキサー車の特徴や資格、仕事内容を解説

ミキサー車や生コンを扱う仕事に興味がある人にとって、必要な免許や資格は気になるところですよね。

この記事では、ミキサー車を扱う仕事において必要な免許について解説いたします!

ミキサー車の特徴

ミキサー車ってどんな車?

ミキサー車は主にコンクリート工場で作られた生コンを工事現場や建築現場に運ぶトラックとして使われている車両です。荷台に積んだ大きなドラムを回しながら走っているトラックがミキサー車になります。

生コンとは工場で作られた生の固まっていないコンクリートの事で、ミキサー車はその生コンが入ったドラムを回転させて、混ぜ合わせながら現場に生コンを運びます

ミキサー車の現場

工場で作られた生コンを現場に運ぶのはまさに時間との戦いになります。生のコンクリートは水とセメントが反応して数時間で固まりはじめてしまうので、工場で製造してから迅速に建設現場に届ける必要があるのです。

ですので、運搬には綿密な準備が必要とされます。工事から現場までの混雑状況を予測して確実に届けられる生コン工場を探したり、現場に到着してからもスムーズに作業ができるよう現場の人と協力して作業を進めなければなりません。

ミキサー車を運転するのに必要な免許

基本的には運転免許

ミキサー車は荷台部分にミキシングドラムと呼ばれる円筒形の架装を備えて、そのドラムの中に生コンクリートを収めて運搬する、特殊用途自動車になります。

ですので、運転には何か特殊な資格が必要だと思われるかもしれませんが、実は一般的な運転免許で運転する事が可能です。

あとは車両の大きさによって必要な免許が変わってくるというわけです。そういった事からミキサー車を運転するのに必要な資格は、

  • 大型免許
  • 中型免許
  • 普通免許

の3種類になります。

大型ミキサー車

ミキサー車は主に総重量11t以上の車両である事が多いため大型免許が必要な事が多いです。

そういった事から、もしミキサー車を扱っている会社に転職を考えているのでしたら、大型免許を取得しておいた方が有利なのは間違いありません。

街中を走っているミキサー車を見てもらえばわかると思いますが、そのほとんどが大型トラックになっています。ちなみに大型免許の資格要件ですが、21歳以上、経験3年以上となります。

中型ミキサー車

大型免許以外の車両では、総重量8tクラスの車両が多くなります。このタイプのトラックを運転するためには中型免許が必要となります。

正直、ミキサー車の仕事を考えているのなら、最低でも中型免許は必須といってもいいかもしれません。できれば大型免許を取得しておきたいところです。

中型免許の資格要件ですが、20歳以上、経験2年以上になっています。

小型ミキサー車

ミキサー車は大型がほとんどのため小型のミキサー車が使われているところはまれになります。小型のミキサー車は普通免許でも運転する事が出来ますがそのニーズは決して多くはありません

やはり最低でも中型免許、できれば大型免許を取得しておきたいところです。

ミキサー車の仕事のメリット

力仕事がほとんどない

ミキサー車の仕事をする上でのメリットは、やはり普通のトラック運転手と違って力仕事がほとんどない事が挙げられます。

一般的なトラック運転手の仕事もかなり荷物のパレット化が進んできていて、楽にはなってきているのですが、それでも手積み手下ろしもあり力仕事が多い業種です。

しかし生コンなどを扱うミキサー車は現場で生コンを下ろす時間は10分程度で、基本、力仕事はありません。運転時間と待ち時間が多く身体の負担は少ない仕事だと言えるでしょう。

残業もほとんどない

ミキサー車の仕事は残業がないところがほとんどです。多少の残業が発生する事はありますが、せいぜい1〜2時間ぐらいです。

これが普通のトラック運転手の仕事ですと、改善されてきているとはいえ3〜4時間は当たり前というところがほとんどです。そういった意味ではミキサー車の仕事はホワイト企業の仕事と言えるかもしれません。

トラック運転手の仕事は長距離の運転手など労働時間がとても長く、家に帰れない事も日常茶飯事です。ですから

  • 家庭を大事にしたい
  • 趣味の時間をしっかり取りたい

という人にはおすすめの仕事です。

女性も働きやすい

ミキサー車の仕事は力仕事ではなく、労働時間もきっちりしているので、女性にもおすすめの業種と言えます。最近では運送業界も女性のドライバーが増えてきて、トラガールなんて言われるほど身近な存在になってきました。

ですが、まだまだ4tトラック、大型トラック共に手積み、手下ろしが多くあり、時間も不規則な場合が多いです。私がもし女性にトラック運転手を勧めるとしたら、海上トレーラーの運転手かミキサー車の運転手をすすめると思います。

ミキサー車の仕事のデメリット

朝が早い

ミキサー車の仕事は朝が早いのがきつい、というのはよく聞く話です。朝、まず会社に出勤して生コンの製造工場まで行って生コンを積んで現場に朝一に到着しなければならないので、逆算すると、どうしても朝は早くなってしまいます。

ただその分仕事が終わるのも早く、例えば朝4時出勤だとすると大体休憩時間を合わせても13時くらいには終業となります。そのあたりは慣れの問題もあり、考えようによってはメリットになるかもしれません。

コミュニケーションが大事

ミキサー車の仕事はコンクリートと水が反応して2〜5時間で固まり始めてしまうため、作られてから90分以内に建設現場に届けなければならないルールがあります。

そういった事から運搬、搬出を速やかに行わなければならない関係上、工事担当者や現場の職人たちとしっかりコミュニケーションをとる事が大事になります。

運送業というと、一匹狼、なんてイメージもありますが、ミキサー車の仕事はそうではないかもしれません。

雨の日は休み

生コンミキサー車の仕事の大きなデメリットとして、雨の日は休みになるという事です。全ての生コンミキサー車の会社に当てはまるわけではありませんが、多くの会社は休みや、あっても仕事は少なめなところが多いです。

雨が前日から降っていてあらかじめ、休みだとわかっていれば良いのですが、当日に会社から連絡があって急に休み!なんて事も・・・当然休みになれば、給料にも影響します。

梅雨の時期などは 仕事がなく給料が少なめ、なんて事もあるようです。ただ、そのあたりは会社にもよると思いますので、入社時に確認しておいた方がいいでしょう。

まとめ

最近では、運送業界も働き方改革による、労働時間の短縮が少しずつ進んでいるように感じます。ですが業界全体としては、まだまだ道半ばといったところです。

そういった中でミキサー車の仕事は労働時間が短く、休みもしっかり取れるおすすめの仕事です。これから運送業に転職を考えているのならこの業界はイチ押しなります。

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