トラック運転手の人間関係は良い?悪い?運送会社の職場の人間関係について
皆さんはトラック運転手と言うと、どんなイメージをお持ちでしょうか?少しコワモテなお兄さんが大きなトラックを運転して、怖いとか荒っぽい、マナーが悪い等、マイナスのイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
そんなイメージのあるトラックドライバーですので、「人間関係も一筋縄ではいかないな...」なんて思っていませんか?
ですが実際の所はどうなのでしょうか?業界の外からだとわからない事もあると思います。
今回の記事では現役のドライバーである著者がトラックドライバーの人間関係について、自身の経験も交えながら紹介したいと思います。
職場の人間関係は大事
皆さんは仕事を続けていく上で重視しているものはなんでしょうか?自分にあった業務内容だったり給料の額であったり、様々あると思いますが、
その中でも職場の雰囲気や人間関係は仕事を続けていく上で、とても重要な要素になると思います。
いくら仕事の内容が自分にあっていて、高収入だったとしても、人間関係が悪ければ仕事を続けていく事は難しいかもしれません。
逆に人間関係が良ければ、少しばかり給料が安くて仕事内容に不満があったとしても、案外と勤まるものです。
トラック運転手の人間関係は良い?
それではトラックドライバーの人間関係はどうなのでしょうか?著者は運送業界で20年程働いてきて、トラック運転手として様々な現場や運送会社を見てきました。
その経験から言わせてもらいますと、トラック運転手の人間関係はとても良いものです。まずトラック運転手はサラリーマンと違って皆ほぼ同じ立場で仕事をしています。
サラリーマンの様な出世争いもありませんので、足の引っ張り合い等も余り無く、上司の顔色を伺う様な事もありません。ですので、職場の風通しも良く、皆言いたい事を言いあっている感じです。
また、トラック運転手はぶっきらぼうで怖そうな人が多いと思われるかも知れませんが、実際にはそんな事はなく、ほとんどのトラック運転手は優しく、親切な人が多いです。
そもそもトラック運転手は人と関わることが少ない職業
これは長所でもあり短所でもあるのですが、トラック運転手の仕事は荷物を積んで外に配達に出てしまえば一人で、一匹狼と言えるでしょう。それは気楽とも言えますし、ある意味孤独とも言えます。
特にトレーラーや大型トラックで長距離をやっているトラック運転手は一度会社を出ると2〜3日、長ければ一週間程帰って来れない場合もあるので、長時間一人で過ごす事になります。
それだけに運転手同士の仲間意識は強く、助け合いの精神が根付いています。それは社内の運転手だけでなく、他の運送会社の運転手同士にも言える事です。
荷下ろし先の倉庫等で異なる会社の運転手同士が仲良く喋っている光景はよく目にします。
1人だからこそ良いこともある
トラック運転手は一般的なサラリーマンと違って、時間にも人間関係にも縛られる事が少ない仕事です。コーヒーを飲みたければ買って飲むのも自由ですし、休憩時間も自分で好きな時に取る事ができます。
基本的には一人なので他の人に気を使う事もありません。もちろん納品時間の関係で休憩が取れない!なんて場合もありますが、一歩外に出てしまえば仕事の流れを自分で組み立てる事ができます。
もし職場の人間関係に疲れて転職を考えている、時間に縛られるのがどうしても嫌だ、という事であれば、トラック運転手を目指してみてはどうでしょうか?1人だからこそ良いこともある。それを実感できる仕事がトラック運転手です。
まとめ
ここまでは20年間運送会業界で仕事をしてきた著者が、トラック運転手の人間関係について紹介してきました。トラック運転手という仕事は気楽だし自由だと、良いことばかりを紹介してきましたが、
その一方で交通の安全には細心の注意を払い、お客様の荷物を納期に確実に届けるという、社会的にとても責任のある厳しい仕事という一面もトラック運転手は持ち合わせています。
だからこそやり甲斐がある仕事だと自信を持って言えます。そして私はこの仕事に誇りを持っています。