4ナンバートラックはこんなにお得!1ナンバーとの違いと4ナンバーのメリットを紹介!
町中で見かける4ナンバー。ナンバーの数字によって車の意味などが異なることはご存知でしょうか?
この記事では、ナンバーの数字の読み方から、4ナンバーの意味について解説いたします。
先ずはナンバープレートの表示意味を知ろう!
地域名
自動車のナンバープレートに表示されている数字や文字にはちゃんと意味があります。
地域名は自動車を使用する
- 本拠地
- 管轄運輸支局
- 自動車検査場
を表す地名になります。2017年7月現在で、全部で117種類の地域名が登録されています。
分類番号
自動車の種別、用途による分類を表すのが3桁の数字、分類番号になります。
貨物自動車、特種用途自動車の各分類番号は以下の通りになります。
- 普通貨物自動車は、1・「10〜19及び「100〜199」
- 小型貨物自動車は、4・「40〜49」及び「400〜499」
- 特殊用途自動車は、8・「80〜89」及び「800〜899」
- 大型特殊自動車は、9・「90〜99」及び「900〜999」
- 機械建設に該当する大型特殊自動車は0・「00〜09」及び「000〜099」
ひらがな
普通自動車、自家用、事業用などの区別のために表示されます。ひらがなの振り分けは以下の通りです。
- 自家用車…さすせそ たち てと なにぬねの はひふほ まみむめも やゆ らりるろ
- 事業用車…あいうえ かきくけ を
- レンタカー…わ、れ
- 駐留軍人用車両…よ、EHKMTY
一連指定番号
1〜9999までの4桁以下の数字です。1999年より希望ナンバー制が導入されており申請する事で好きな数字が選べるようになっています。
ナンバートラックとは?
自動車には0ナンバーから9ナンバーまであり、そのうち貨物車は1か4ナンバーになるのですが、4ナンバーは小型貨物車を指しています。
4ナンバーのトラックは排気量や車両の大きさなどの小型貨物車の条件設定がされています。
その4ナンバーの取得条件ですが、
- 全長4.7m以下
- 全幅1.7m以下
- 全高2.0m以下
- 排気量についてはガソリン車の場合は2000cc以下である事
などが条件です。
- 荷台面積・・・1m²以上(軽自動車は0.6m²以上でOK)
- 後部ドアの大きさ・・・ドアを開けた際の入り口の大きさが800mm以上(軽自動車の場合は縦横600mm以上でOK)
- 積載量・・・積載できる量が乗車定員いっぱいになった場合の定員トータルの重量を上回っている(一人あたり55Kg)
などです。
4ナンバーの基準を上回れば1ナンバー!
4ナンバーの基準が細かく設定されている事はお伝えしましたが、1ナンバーにはこういった基準は設定されていません。つまり上記の4ナンバーの基準を上回っている貨物車は1ナンバー車になるという事になります。
わかりやすく分類すると、
- 4ナンバー車・・・小型貨物車や軽貨物車は4ナンバー車
- 1ナンバー車・・・大型トラックや4tトラックなど
という事になります。この4ナンバー車は維持費の面で様々なメリットがあります。
4ナンバートラックのメリット
自賠責保険料が安い
4ナンバートラックのメリットとして大きいのは自賠責保険がかなり安くなるという事が挙げられます。
例を挙げますと1ナンバーで営業用貨物自動車の12ヶ月分の自賠責保険料は
- 2t越えの場合・・・49,900円
- 2t以下の場合・・・34,650円
になります。
これが4ナンバー(軽トラ)ですと、営業用小型貨物自動車で12ヶ月分の自賠責保険料は29,920円と価格差があり、4ナンバーのほうが安く済みます。
また、任意保険もゴールド免許や個人の割引率で異なってきますが、1ナンバーより4ナンバーのほうが保険料は安くなります。
トラックでも高速代が普通車料金
4ナンバーは高速代でもメリットがあります。高速道路では1ナンバーは中型料金が適用されるのですが、4ナンバーでは普通料金が適用されます。
近年では働き方改革による労働時間の短縮が盛んに叫ばれており、従来であれば、一般道を使用していた走行ルートを時間短縮のために高速道路を使用せざる負えない場合も多くなってきました。
日々の高速代も中型料金と普通料金では大きく違ってきます。そういった事からも4ナンバーが取得できる条件の車両であれば小型トラックを選ぶ時は4ナンバーでおさまるものを選ぶメリットはとても大きいのではないでしょうか。
各種税金が安い
4ナンバーでは各種税金も安い傾向があります。ただ自動車税と重量税に関しては4ナンバーも1ナンバーも変わりはありません。
それ以外のナンバー(3ナンバーや5ナンバー)と比較して安いということになります。
4ナンバーが取得可能なら取得するべき!
1ナンバーと4ナンバーでは車両購入時の車検の有効期限が違っている点も重要になります。1ナンバーでは有効期限が初回も1年なのに対して4ナンバーは初回が2年になっている点は大きいのではないでしょうか。
例えば大型トラックや4tトラックなどの中型トラックの購入を検討しているのであれば、1ナンバーに、せざる負えないのですが、もし小型トラックの購入を検討しているのであれば上記の理由からも、ぜひ4ナンバーの取得をお勧めします。
同じ2t車でも荷台(ボディ)によって4ナンバーが適用されるものと、適用されないものがありますので、車両の寸法は事前にしっかり確認をしておいたほうが良いかもしれません。
まとめ
ここまでは4ナンバーのメリットや1ナンバーとの違いについて解説してきました。4ナンバー車には税制面や保険代、また高速代などの維持費を節約するさまざまなメリットがある事がお分かり頂けたかと思います。ぜひ検討してみてください。