トラック運転手がきついと思う人と思わない人の違いとは?人による大変さの違い
こらからトラック運転手の仕事を始めようと考えている方からすると、実際にドライバーがどのような時にきつかったり辛いと感じているのか気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、トラック運転手が実際に「きつい、辛い、大変」と感じていることをご紹介させていただきますので、ぜひ転職の際のご参考にどうぞ。
勤務時間が不規則である
トラック運転手は交通状況や取引先の状況によって勤務時間が左右されがちであるため、どうしても勤務時間が不規則になりがちです。そこで勤務時間が不規則になってしまう原因をご紹介します。
荷物や到着時間によって出勤時間が変わる
毎日同じ目的地に運搬する定期便の場合は出勤時間は大きく変わることはありませんが、日によって荷主が変わる場合、場所も時間も違うために出勤時間も不定期となります。そのため体のリズムが掴みにくく、体調を崩しやすくなることも。
荷主の到着時間の指定がある
トラック運転手は決められた時間までに目的地へ運ぶことができなければ取引先に多大な迷惑をかけてしまいます。そのため、荷主が指定した時間であればたとえ早朝でも深夜でも関係無く走ることもあります。
長時間の待機時間もある
目的地に着いても、トラックが渋滞している場合すぐには荷物を下すことができず、待機しなければいけない状況も発生します。
しかも倉庫が空いているかも自分で確認しなけらばいけないため、待ち時間に仮眠をとることができずに、ひたすら起きていなければいけません。
睡眠時間も不規則
トラック運転手は荷物を運び終わらないと仕事を終えることができません。そのため、勤務時間が仕事の終了時間に左右され、結果的に満足な睡眠を取ることもできない状況になることも。
また、長距離の場合はサービスエリアでの仮眠にとどまることもあり、勤務によっては満足に睡眠も取れないこともあるでしょう。
交通状況にも左右される
公道を使用して仕事をしているため、どうしても行き先の交通状況に左右されがち。特に渋滞に巻き込まれることはよくあり、その先のスケジュールが大きくずれ込んでしまい、納品時間に間に合わせるために休憩を削り、さらに大きなストレスの要因になります。
体力面や精神面の疲労が大きい
トラック運転手は体力面や精神面の負担が大きとも言われており、その理由をご紹介します。
手積み、手下ろしがある
大きな荷物の積み下ろしはフォークリフトでの積み下ろしをすることがほとんどですが、フォークリフトが使えない荷物やコンビニやスーパーなどへの納品時はたくさんの食品が入った箱を運搬するためには一つ一つ手作業で行わなければいけません。
そのため、トラック運転手は腰を痛めやすくきついとも言われます。
長時間の運転は体力的に厳しい
長距離のトラック運転手となると労働時間のほとんどが運転となります。厚生労働省で定められている連続運転時間は最大4時間が限度となっていますが、30分以上休憩を取ればまた4時間の連続運転は可能です。
ですが、長時間運転は常に周りに気をつけておかなければならず、非常にストレスが溜まりやすいです。さらに長時間同じ姿勢を続けるため、体のいたるところに負担がかかり、かなりきつくなります。
1日の拘束時間が長い
トラック運転手は荷物の積荷中の待機時間も発生するため、1日の拘束時間が長くなる傾向があります。さらに、繁忙期になると朝から深夜までトラックに乗ることもあり、長距離便の場合には配送先まで丸一日以上かけて移動することも珍しくなく、非常に長時間の勤務をすることになります。
車のサイズが大きくなるほど気を使う
特に大型トラックでスーパーなどへのルート配送となると街中を走らなければいけません。そのような状況では常に周囲の状態に気を配らなくてはいけないため、運転手の負担は大きくなる一方です。
運転手不足で連続勤務になることもある
ネットでの商品販売が増え、運搬の仕事は多くなっているのにも関わらず、トラック運転手の高齢化が進み、運転手不足が進んでいます。そのため、運転手一人が担当する仕事が多くなり、どうしても連続勤務になりがちであり、心身の負担が増えやすくなります。
どんなにきつくても運転手を続けることができる理由
トラック運転手の仕事がきついとご紹介しましたが、トラック運転手の仕事は、日本の運搬の9割を担っており、日本の物流を支えていることを間近で感じることができる仕事でもあります。
また、トラック運転手であることの最大のメリットは、1人でいられる時間が多いことがあげられます。
そのため人とのコミュニケーションをとるのが苦手な人や、運転するのが好きな人には向いている仕事であるとも言えるため、やりがいを持って仕事をすることができるでしょう。
まとめ
トラック運転手の仕事はきついことがわかったと思います。しかし、きつい仕事であるが故に給与面がよくなることがほとんど。
そのため、トラック運転者に転職を希望している人は、
- 自分がどれくらいの給料が欲しいのか
- どれくらいのきつさの仕事ができるのか
といったことをしっかりと考えて決めましょう。