【例文つき】ダンプ運転手の志望動機/履歴書/自己PRの書き方は?注意点や例文を紹介!
企業の採用担当者は必ず志望動機に目を通します。また求人への応募者にとっても、志望動機は熱意を伝える重要なポイントですよね。
しかし、専門的な職業であるダンプ運転手ともなると、いったい何と書いて書類を送っていいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ダンプ運転手への転職を目指す方のために、志望動機の書き方や注意点について例文つきで紹介していきたいと思います。
運転手不足が深刻化している運送業界
このところ運送業界を取り巻いている環境として、ドライバー不足がしばしば指摘されるようになりました。
日本で進行している少子化によってドライバーのなり手が年々減ってきているのと同時に、高齢化によって既存ドライバーの平均年齢も年々上がりつつあるのです。
しかし、このことは裏を返せば、新しくドライバーになろうとしている方にとっては有利であるという意味にも取れます。どの運送会社も人手が喉から手が出るほど欲しい状況だからです。
もちろんダンプの運転手も例外ではなく、求人サイトなどに登録すると比較的容易に募集を見つけることができます。
ダンプ運転手に向いている人は
求人があることはわかりましたが、いざ応募するとなると、自分に果たしてダンプの運転の適性があるのかどうかが気になってきますよね。ダンプ運転手に向いているのがどんな人なのか、仕事の特徴から考えてみましょう。
運転が好き
まずは何を置いても、車の運転が苦にならないことが絶対条件です。ダンプはトラックの一種であり、トラックは自動車の一種なのですから当たり前のことと言えますね。
ダンプ運転手は、労働時間のほとんどをダンプの運転席に乗って過ごします。運転が好きでない人にはとても務まらないでしょうし、逆に運転が好きな人であれば天職と感じることでしょう。
繰り返し作業が苦にならない
そもそもダンプカーは砂利や土砂、コンクリートなどの資材を運搬するために使われる車両です。用途が限定されているということは、仕事内容がいつも変わらないということでもあります。
建設現場や工事現場と生産工場とを往復する日々になるわけです。したがって、同じ作業の繰り返しが苦にならない人のほうがダンプ運転手には向いていると言えます。
人付き合いが苦手
先程少し触れたように、ダンプ運転手は一日の大半をダンプカーの運転席で過ごすことになります。トラックドライバーのように荷物を手積みしたりといったこともありませんから、助手を乗せる必要も原則的にはありません。
そのため、人付き合いがあまり得意ではないという人でも仕事をこなすことができます。
志望動機を書く時の注意点
さて、ダンプ運転手の仕事についてある程度確認できたところで、いよいよ志望動機を書いていきましょう。志望動機を書く際には、採用担当者がどんなことを知りたがっているのかを考えることが大切です。
まずは、その応募者を採用することによって会社に何がもたらされるのかです。あなたがどのようなスキルを持っているのか、そして持っているスキルを仕事にどのように活かせるのかを説明しましょう。
また、入社した後のことも重要です。会社からすれば、すぐに辞めてしまう人を採用しても意味がありません。長期にわたって活躍してくれる人材になるかどうかを採用担当者は見ています。
ダンプ運転手への志望動機の例文
では実際に、志望動機の例文をいくつか紹介させていただきます。
例文1
「私は10年前に運転免許を取得して以来、普段から毎日のように自動車を運転してきたのですが、その間一度も交通事故を起こしたことがなく、ゴールド免許を維持することができています。そのため運転の技術には自信があります。このスキルを活かした仕事で生活していきたいと考えて、御社を志望させていただきました」
スキルを前面に押し出すパターンです。ダンプ運転手は何をおいても運転ができなければ務まりませんから、安全運転に自信を持っているのであればそれをアピールしていきましょう。
例文2
「私はこれまで別の業種の会社に勤めていたのですが、近々2人目の子供が生まれることもあり、どうしてもより多くの収入が必要になったため転職という決断を下しました。ダンプカーの運転は多くのお金を稼ぐことができますし、勤務時間もある程度決まっているため家族のためにどれだけの時間を割けるか計算を立てやすい仕事でもあると考え、御社の求人に応募させていただきました」
ドライバーは事務職などと比べて多くのお金を稼げる職種ですし、ダンプカーの場合は工事現場や建設現場が動いている時間帯に出入りしなければならない関係上、稼働時間が自ずと決まってきます。
そういった仕事内容を自分はよくわかっていると言外にアピールする例文ですね。家族のためという事情を明かすことで、簡単には辞めないだろうと採用担当者に思わせるのも狙いの一つです。
例文3
「私はこの町で暮らして20年になりますが、その20年の間に様々な施設や家々が建ち、インフラの整備が行われました。その現場に資材を搬入したり、土砂を運んだりするダンプのドライバーという仕事は、町の人々の生活基盤を支えてきた仕事と言うことができます。自分もドライバーとして人々の生活を支えたいと思い、御社の求人に応募させていただきました」
熱意、やりがいを覚えていることをアピールするパターンです。
例文4
「私は学生時代、空手に打ち込んでいました。そのため体力には自信があります。また、きついときでも耐えられる精神面、根性の部分も鍛えられました。これまで培ってきた体力や精神力を活かせる仕事はないかと考えたとき、ダンプのドライバーの仕事が頭に浮かんだので、御社を志望させていただきました」
体力と根性をアピールするパターンです。ダンプ運転手の適性があること、仕事がきつくても簡単には音を上げないであろうことを採用担当者に伝えられるように書きましょう。
例文5
「私は大型免許を所有しているので、その資格を活かした仕事がしたいと思い、御社のダンプ運転手の求人に応募させていただきました」
大型免許を持っている場合、そのことを伝えない手はありません。大型免許を取得済であれば即戦力になりますから、大きなアピール材料になります。
志望動機も大事だがやる気を伝えることが一番!
ここまで見てきたとおり、志望動機は様々な角度からアピールが可能です。しかし、一番忘れてはならない点は、ダンプ運転手の仕事に対してのやる気を伝えること。
1人の求人に仕事への熱意がある人とそうでない人の2人が応募してきた場合、能力によほどの差異がなければ、採用担当者は前者を選びます。やる気のある人のほうが辞めずに活躍してくれる可能性が高いのですから、当然のことですよね。
やる気をアピールするのが最も大事だということは頭に入れておきましょう。
まとめ
ダンプ運転手の志望動機は書き方が難しいように思えるかもしれませんが、資格や熱意、適性など、盛り込むと有利になれる情報が多々あります。大切なのは、自分の頭の中にある考えをわかりやすく文章化すること。
ぜひ本記事を参考にして、採用を掴み取ってください。