2tトラックで仮眠を取るときの方法 - 仮眠を取る時にあると便利なグッズを紹介!
車を運転していると必ず眠くなりますよね…。それは運転を仕事としているプロのドライバーでも同じですが、時間指定などがあるとどうしても眠気を感じた時に止まるわけにもいかず、冷や冷やすることがあります。
4tトラックや大型トラックのように寝台が付いているトラックであれば仮眠を取ることがもできますが、寝台のない2tトラックのドライバーはどうすればいいのでしょうか。
今回は2tトラックで仮眠を取る方法や、用意しておくと便利なグッズなどについて詳しく紹介していきたいと思います。
居眠りや漫然運転を防ぐための仮眠の重要性
トラックドライバーは朝早くの出勤になることが珍しくなく、長時間運転席に座りっぱなしになるため、どうしても眠気を覚えてしまいがちです。
また、高速道路など景色に変化のない場所を走っていると、刺激が少ないため注意力が散漫になってしまいます。こういったことから、居眠り運転や漫然運転に繋がるおそれが否定できません。
居眠りや注意力の欠如が事故を引き起こす原因であることは言うまでもないでしょう。交通事故の原因のうち、居眠り運転と漫然運転が占める割合は実に4割にのぼります。
しかし、適度に仮眠を取っておけば眠気を覚えずに済みますよね。仮眠を取ることは事故の防止に繋がり、自身や荷物、周囲のドライバーを守ることにもなるのです。
2tトラックで仮眠は取りにくい!
このように仮眠は非常に重要なのですが、そもそもの問題として、2tトラックで仮眠を取ることは簡単ではないということを押さえておかねばなりません。
というのも、2tトラックは寝台を設置できるほど内部が広くないからです。2tトラックでドライバーが使えるスペースは運転席と助手席のみ。普通乗用車であれば後部座席に寝転がることもできるのでしょうが、
2tトラックの場合、ドライバーが運転席から振り返ってもそこにはキャブと荷台とを隔てる壁だけです。構造上、2tトラックは快適に仮眠を取ることが難しい車両となっているのです。
2tトラックでの仮眠の取り方
2tトラックは仮眠の取りにくい車ですが、だからといって仮眠を取らないわけにはいきません。ドライバーはどのようにして仮眠を取っているのでしょうか。
ハンドルに伏せる
まず考えられるのは、運転席でそのまま寝る方法でしょう。学生時代や休憩時など、机に突っ伏す格好で眠った経験のある方は多いはずです。
それと同じ要領で、座ったまま前方に体を倒し、ハンドルに頭をつけて仮眠するのです。
体の疲れはさほど抜けませんが、睡眠していることには違いありませんから眠気はひとまず払えます。短時間の仮眠であれば一番おすすめの方法と言えるでしょう。
助手席側を頭にして寝る
次に考えられるのは、横になって仮眠を取る方法。助手席側に頭を置いて、体を横にして眠ります。
トラックの幅が短く足を伸ばしにくい場合は、運転席の窓を開け、窓から足を出してやると仮眠しやすい体勢になります。
ただし、運転席と助手席とを一人で占有することになる都合上、作業助手などを同乗させているときは使えない方法であることに留意しておきましょう。
運転席のドアに寄りかかる
同じ横になるのでも、逆向き、つまり助手席側に足を伸ばす方法もあります。体を倒して助手席へと足を向け、上半身だけを起こします。運転席のドアに寄りかかって仮眠を取るのです。
2tトラックで仮眠を取る時にあると便利なアイテムは?
広いスペースを確保できない以上、快適に眠ろうとしたら他の要素で補ってやる必要があります。そこでここからは、トラック内に用意しておくと便利なアイテムを紹介していきます。
遮光カーテン
まずはカーテンです。仮眠しようというときに光が差し込んでくると、目を閉じても眩しくてなかなか眠りにつけませんよね。遮光カーテンを窓につければ直射日光を防ぐことが可能です。
マット
先程体を横にして寝る方法を紹介しましたが、どちらの方向に頭を置くにせよ、そのままでは仮眠を取りにくいはずです。というのも、運転席と助手席の間には隙間があるからです。
そんなときは、車中泊やアウトドアで使用するマットを持っておくと快適に寝転がることができます。
枕や毛布
ハンドルに突っ伏して寝ようとすると、気になってくるのはハンドルの硬さ。横になって仮眠を取るにしても、頭の位置が低いとなかなか眠れないという方も多いのではないでしょうか。
車内に枕を準備しておけば、そういった心配がなくなります。また、停車中はエンジンを切ることも充分考えられます。冬場などにはエンジンを切ると肌寒く感じるでしょうから、毛布を持っておくと便利です。
仮眠に適した時間は?
ところで、一度の仮眠にはどれくらいの時間をかけるのがよいのでしょうか。結論を述べると、一回につき20分ほど寝るのがよいと考えられます。
短すぎては仮眠になりませんし、逆に長すぎては深い眠りを誘発してしまうためよくないとされているのです。20分前後が最も適当であると覚えておきましょう。
適度な仮眠で安全運転に努めよう!
20分程度の適度な仮眠をこまめにとることで眠気が覚め、頭がスッキリします。集中力を維持しながら運転できますから、漫然運転にもならず、安全運転の実現に繋がります。
まとめ
2tトラックはスペースが狭いためゆっくりと休むことが難しい車ですが、カーテンや枕といった道具を持ち込むことによって仮眠の質を上げることができます。
適度な仮眠を取りながら運転し、事故を防止するようにしてください。