石油タンクローリードライバーとして大手会社で働くには?グループ会社で働くメリットも
タンクローリーは石油関連の油や液体などを輸送するための車両です。見た目カッコいいですよね。
ところでドライバーとして働くには運転免許だけではできません。他にも取得しなくてはならない資格があるのです。
今回はタンクローリーを運転するための資格や大手の会社をまとめてみました。
タンクローリーの大手会社で働きたい
ここでは大手企業でタンクローリーのドライバーをする場合のメリットなどをご紹介しています。石油関連の輸送をするための情報です。
タンクローリードライバーの仕事
タンクローリードライバーは、石油、ガソリン、軽油などを輸送するので、運転するタンクローリーの大きさ別に運転免許が必要になります。大型なら大型の免許、中型なら中型の免許といった感じですね。
でも実はそれだけではありません。石油関連の油を輸送するためには他にも危険物取扱者という資格の取得をしなくてはなりません。
つまりタンクローリーを運転するためには運転免許と資格の二種類を取得しなくてはならないということになるわけです。
タンクローリードライバーとして大手会社で働くメリット
なぜ大手企業でタンクローリードライバーをした方が良いのか、という疑問の答えですが、やはり一番の理由は大手企業だと福利厚生がしっかりとしているからです。
福利厚生というのはどういうものなのかというと、通勤費、住宅手当、社宅、健康診断の有無などですね。
他にも社会保険への加入や育児や介護への支援、能力開発、貯蓄などなど、数え上げればきりがないくらいありますが、社員が健康でお仕事を続けられるための、健康や衛生に関係する制度を複数活用していることが多いから大企業が良いとされているのです。
タンクローリー大手の会社に就職するには?
大手企業のタンクローリードライバーとして就職するにはどうすれば良いのか悩むところですが、よくインターネット上の求人サイトなどではほとんど募集などはしていませんよね。でもよく調べると運送会社で募集をしていたりします。
そのためには運転免許を取得していなければなりません。資格の取得をするなら大型の免許を取得する方が良いですね。
さらに危険物の資格の取得もしておいた方が良いです。そしてタンクローリードライバー募集という求人に応募しましょう。
ドライバー募集のあるタンクローリー大手会社
ここではドライバーを募集しているタンクローリー大手会社をご紹介いたします。
JKトランス
JKトランスはJOT日本石油輸送株式会社です。日石関連のガソリンスタンドや関連会社へ石油、灯油、ガソリンなどの輸送をします。
活動の中心は神奈川県ですが、神奈川県から各地へ向けて輸送を展開しています。
募集要項にはドライバー未経験の方でも親切に教えるとありますし、研修制度がしっかりとしているので長くドライバーとして活躍できるでしょう。
詳しくは採用情報を検索してみてください。
ニヤクコーポレーション
ニヤクコーポレーションは危険物輸送業界では国内最多のタンクローリーを保有している会社です。福利厚生もしっかりとしていて安心して働ける環境が整っています。
採用情報では新卒の募集もしていますが中途採用にも力を入れています。
また、こちらの会社は男性ドライバーだけではなく、女性ドライバーも多く活躍しているので、女性だけどタンクローリーのドライバーとして働きたいという方の夢をかなえてくれます。
募集エリアを絞って応募できるメリットがありますよ!
URL:https://www.niyac.co.jp/group_saiyou/group_saiyou.html
菱化ロジテック
菱化ロジテックは三菱ケミカルロジスティックスの略ですね。天下の三菱だけあって、福利厚生面はしっかりとしています。
安定した収入と仕事量を確保できるので、長く仕事を続けたいと考えている方に最適な企業だと言えるでしょう。
こちらの会社も男性も女性も活躍している企業なので、女性だから男性だからと考える必要はありません。
ただしタンクローリーだけではなくトレーラーなどもあるので、タンクローリーのドライバーを希望していることを伝えましょう。
URL:http://www.mclc.co.jp/recruit/work/land_transport.html
鴻池運輸
鴻池運輸は140年の歴史のある企業です。大企業らしく福利厚生面もしっかりとしていて、仕事の量も確保でき安定した仕事と収入を得られるでしょう。
どちらかというと大型トラックやトレーラーでの輸送イメージが強いです。
女性ドライバーや若手ドライバーが働きやすい環境づくりに取り組んでいるだけあって、たくさんの若手ドライバーや女性ドライバーが活躍している企業です。
採用情報から直接の応募はできないので、案内をしっかりと見て応募しましょう。
URL:https://www.konoike.net/recruit/
センコー
この会社は様々な物流事業を行っています。引越し事業、ファッション物流、医療・介護物流、住宅物流、ケミカル物流など様々です。トレーラードライバーも活躍しています。
大きな企業なので福利厚生面も充実しています。
新卒採用そして中途採用があり、どちらも専門のページで採用情報が掲載されています。
エリアは四国と東北を除いた全国です。タンクローリーについては職種では見つからないので訪ねてみると良いでしょう。
URL:https://www.senko.co.jp/saiyo/
ダイセル物流
ダイセル物流は大手輸送企業として日本国内、海外で物流事業を展開しています。
一般品から危険物や火薬関連など危険物を取り扱う事業もあるので、タンクローリードライバーの活躍が期待されます。
福利厚生もしっかりとしていて安心です。
また、危険物第4類、第5類を持っている方は倉庫業務などでも活躍しています。取得が難しい資格ですが頑張って取得すると安定した収入を見込めるでしょう。
URL:https://www.daicel-butsuryu.co.jp/recruit.html
山九/サンキュウ・トランスポート
山九トランスポートも色々な企業の中で事業展開していたり、輸送企業としても幅広く活躍している企業です。
資格が欲しいという方には資格取得のサポートなどもしてくれるので、レベルアップを望んでいる方にはおすすめです。
社宅なども各地に完備しているので住居で困るということも無いでしょう。大手企業では新日鉄内での作業なども有名でしたね。
タンクローリーだけではなく危険物の取得や大型免許の取得のサポートなどもありがたいかもしれません。
URL:https://www.daicel-butsuryu.co.jp/recruit.html
日通
日通と言えば引越しのプロというイメージが強いですね。こちらの会社も日本大手の輸送会社として有名です。
日通のタンクローリーでの輸送については現在は募集はしていませんが、大手企業で安定した収入と仕事を確保したい方にはおすすめです。
現在募集をしていないということは、辞める人が少ないということですよね。
公式で募集しているサイトがたくさんあるので、登録して募集がかかったらすぐに応募してみると良いでしょう。
大手石油会社のタンクローリードライバーになるには
ここでは大手の石油会社でタンクローリードライバーとして活躍するために必要なことをご紹介しています。
グループ会社への委託が多い
大手石油会社というのは多くの事業をグループ会社に委託しているものです。なぜならば東燃ゼネラル石油、昭和シェル、コスモエネルギーHD、出光興産などのような石油会社は、海外からタンカーで石油を輸入しています。
コンビナートで精製する事業を行っているので、精製した油の輸送は国内の運送会社に委託するのです。その結果直接ドライバーを募集しません。
すると当然ですが募集するのは委託している運送会社ということになるわけですね。
例えば検索するなら「大手石油会社名(日石など) ドライバー」と入れて検索すると、委託されている業者が出てくるという仕組みです。
大手石油会社のグループ会社で働くメリット
大手石油会社でドライバーとして働くメリットと言えば、仕事が安定しているという安心感があり、大手の仕事を任されているだけあって福利厚生面も厳しく指摘されています。なので働く人にとってプラスになることが多いです。
実は大手と契約できる企業というのは大手のコンプライアンスに準じたものじゃなくてはならないため、結果的に大手並みの福利厚生になるという仕組みです。
例えば製造業ならISO規格の取得をしなければ仕事がもらえないとかは当たり前のことなのです。
このことから大手石油会社と契約している企業は、大手並みの福利厚生面なので安定した収入を得られ、仕事量も十分確保でき長く務めることができるというメリットがあるわけです。
まとめ
今回は大手の石油会社などのタンクローリードライバーのメリット、大手会社のドライバーになるにはどうすれば良いのか、そして大手輸送会社についてお話いたしました。
この記事がタンクローリードライバーを目指している方のお役に立てれば幸いです。