2tトラックにかかる重量税ってどれくらい?年間にかかる維持費も紹介します!
普通車と比べて大きな2tトラックの重量税はいくらかかるのか気になるところですが、トラックの重量税は、どのような仕組みになっているのでしょうか。重量税は毎年支払わなけらばならず、負担に感じることも多いはずです。
そこで今回は、気になる2tトラックの重量税はどれぐらいかかるのか、また、年間の維持費はどれぐらいなのかについてご紹介します。
2tトラックの重量税の仕組み
車両総重量で変化する
車両に関わる諸経費には自動車税、自賠責保険料などありますが、重量税もトラックを維持するのに必要な経費になります。
重量税は自賠責保険と同様に毎年の車検時に支払うもので、その金額は車両の総重量によって細かく設定されていて、それにより金額が変わってくる仕組みになっています。
この総重量は、車両重量と違い車両の重さだけでなく、車両重量+乗車定員×55Kg+最大積載量、ということになり、人と積めるだけ荷物を積んだ状態で路面にかかる重量という定義になります。
この重量税ですが、例外として新車で車両を購入した場合は初年度の車検は免除されるので、2年目の車検時に2年分の重量税を支払うことになる点に注意が必要です。
経過年数で変わる
重量税の金額が変わる要素は車両の総重量だけではありません。その車両の経過年数でも違ってきます。登録から13年以上経過した車は通常よりも重課され、18年以上経過するとさらに重課されます。
その金額は決して大きくはありませんが注意してみておくと良いでしょう。尚、新しく車両を導入する場合、ASV(先進安全自動車)を備えた車両は減税措置が利用できる事も頭に入れておきましょう。
重量税以外にもかかる2tトラックの維持費について
自動車税
自動車税は重量税と違っていわゆる車検時に徴収を行う車検税ではないため、車検を受ける受けないにかかわらず納税義務が生じます。毎年4月1日の時点で自動車を所有(使用)していれば自動車税を納めなければなりません。
2tのトラック自動車税の金額ですが、エコカー減税と言われる自動車税のグリーン化(環境配慮型税制)の適用がない場合は12000円になります。
自賠責保険料
自賠責保険は任意保険と違い、加入が義務付けられています。自動車で公道を走るには必ず加入しなければならない保険です。自賠責保険は車両の購入時に加入した後は車検時に更新する事になります。
2tトラックの自賠責保険料は12ヶ月契約で49,900円になります。
車検費用
車検には法定費用(申請手数料、自動車重量税、自賠責保険)と車両の点検・整備費用がかかります。点検・整備費用はディーラーや整備工場など、どこで車検を受けるかによって費用が若干変わってきまが2t車なら5万円前後が目安になります。
これに先述した法定費用を加えると10万円を少し超えるぐらいになるのではないでしょうか。
消耗品の交換費用
トラックを所有していると当然メンテナンスが必要になってきます。そして使っていればどうしても劣化してくる消耗品は交換しなければなりません。
2tトラックのコンディションを保つために必要な消耗品は主に
- タイヤ
- エンジンオイル
- オイルフィルター
- LLC
- エアクリーナー
などあり、特にオイルとタイヤは安全と車両のコンディションを維持するために気にかけたい消耗品になります。その交換費用ですが部品代も含めて年間で10〜20万程は見ておいたほうが良いでしょう。
2tトラックは減税制度が適応されることも
エコカー減税
エコカー減税(環境対応車普及促進税制)は環境性能に優れた自動車に対して自動車取得税と自動車重量税が減免される制度です。
対象車両は車両総重量⒊5t超のトラック・バスになります。このエコカー減税は度々、適応期間、減税率の見直しが行われておりますので、購入前に確認する事をお勧めします。
現在、このエコカー減税は2019年度の消費税増税を控えて1年〜2年で終わらない恒久減税も検討されているようです。
先進安全自動車減税
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 車両安定性制御装置
- 車線逸脱警報装置(12t超のバス)
を搭載したバス・トラック等に対して自動車重量税と自動車取得税が軽減される特例処置になります。
ASV特例による減税を受けるためには、初回新規登録のための新規検査時に
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 車両安定性制御装置
- 車線逸脱警報装置
が当該車両に搭載されていることを証明する書面が必要になります。
まとめ
ここまでは2tトラックにかかる重量税を中心に2tトラックの年間の維持費がどれくらいかかるのかについて、解説してきました。
2tトラックを所有している方にとってその維持費の削減について避けて通る事のできない重要な問題だとは思いますが、
- エコカー減税
- ASV特例の利用
- 日頃の車両の手入れをしっかり行う
などで、法定費用や点検・整備費の負担を軽減させる事ができます。この記事を参考にして頂き、そういった経費を少しでも削減する事ができたならこんなに嬉しい事はありません。