0ナンバーの車は大特建設車両!ナンバープレートの見分け方、意味を解説!
車のナンバープレートは運転免許証のナンバーと同じように、車両を区別するための数字などが記載されているものです。
それはわかっていても具体的にどんな意味があるのかはあまり知られてはいないでしょう。そこで今回はナンバープレートに隠された意味についてご説明していきます。
知らない人が多いナンバープレートの意味
全ての車両にはナンバープレートが用意されていて、日本国内ではナンバープレートが無い車の運転は禁止されています。
ところでナンバープレートを見ると色が違ったり、一つ一つに異なる数字やひらがなが記されている事に気づくでしょう。
じつはナンバープレートには「この車は自動車登録がされていますよ」という証明で「安全基準を満たしている」という証明でもあるのです。
もちろん他にもナンバープレートに記載された数字にもそれぞれに意味が含まれています。
ナンバープレートを見れば「どこの都道府県か」「誰の車か」「区分は何か」などがわかるようになっているのです。
ちなみに同じ車両区分であっても数字によって意味が変わってくるものなので、一つとして同じナンバープレートは存在しないものなのです。
ナンバープレートでどんなことが分かる?
ここではナンバープレートでどんな事がわかるのかをわかりやすく説明していきます。
地名
まず地名ですが、ナンバープレートに記載されている地名というのは、管轄している運輸支局や自動車検査場がどこなのかを記載しています。
現在はおよそ117種類の地名が登録されていて、これからももしかしたら増え続ける可能性があります。
ちなみに引越しをした際には管轄する運輸支局へ行って住所変更を行うと、新しいナンバープレートが用意されます。
分類番号
分類番号は地名の右に記載されている数字です。この数字は自動車の種類や用途によって変わります。
例えば普通自動車の場合は1、2、3から始まる数字です。わかりやすく言えば「所沢300」のような感じですね。
軽自動車は4~7で始まる数字です。特殊用自動車は8、大特は9、重機などの場合は0から始まる数字など、その数字を見ればどんな目的でどんな車両なのかが一目瞭然なのです。
車両の用途を示すひらがな
その下に一文字のひらがながありますが、例えば最も多い自家用車として使われているタイプは「さすせそ たちてと なにぬねの はひふほ まみむめも やゆ らりるろ」のどれかが使用されているはずです。
事業傭車には「あいうえ かきくけ を」、レンタカーには「わ」「れ」が当てはめられます。他には駐留軍陣容車両には「よ」とか「EHKMTY」を使います。
車両番号
ここでは車両番号に隠された意味についてをご紹介していきます。
0ナンバーに該当する車両とは?
0ナンバーは一般の車両のナンバープレートには適用されません。探しても恐らく0ナンバーの普通乗用車というのを見つける事はできないでしょう。
このナンバーが適用されるのは「大型特殊自動車」であり、さらに建設機械に該当するものという指定がされています。
ところで特殊車両でかつ建設機械じゃない乗用車で0ナンバーを見た事がある!という方もいらっしゃるかもしれませんが、これも実は特殊車両だから0ナンバーが割り振られているのです。
それは外交官機関の外ナンバー、または青ナンバーです。国番号が0番の場合は当然ですが0ナンバーが使われているでしょう。
他にも自衛隊関係などの車両にも0ナンバーが割り振られている事があります。ちなみに建設機械として0が認められている車両は次の車両です。
ロードローラー、フォークリフト、農耕用車両などです。つまり一般の普通乗用車や大型トラック、中型トラックなどには0ナンバーを振り分けてもらう事ができないのです。だから公道で見つける事ができないのですね。
ナンバーの色の違いについて
ここではナンバープレートの色の違いとその意味についてご紹介いたします。
白ナンバー
一般的な乗用車であれば白ナンバーで緑色のペンキで書かれているプレートを使います。
つまり白いプレートが使われているものが、いわゆる白ナンバーと言われているもので、用途に応じて文字の色が変わります。
例えば緑は乗用車ですが青文字だった場合は領事館関係車両、さらに黒文字の場合は自衛隊車両となっています。
また、白地のナンバープレートに赤い斜線が入っているものは仮ナンバーと言い、車検切れの車を向上へ運ぶなど特別な事情の時に発行してもらいます。
緑ナンバー
こちらもよく見かける緑色のプレートに文字が書いてあるタイプですね。このタイプの代表と言えば「タクシー」や「路線バス」「宅配業者」「引っ越しトラック」などが多く見受けられます。
つまり緑ナンバーは営業車に使われるナンバープレートなのです。特に輸送など運搬を生業としていて、運搬する事によって代金など利益が出る場合には緑ナンバーとなるわけです。
黄色ナンバー
皆さんご存知の方も多いと思いますが、黄色のナンバープレートは軽自動車のナンバープレートとして使われています。
これは料金所などで遠くからでも見分けがつきやすいというメリットがあります。ただし東京オリンピックやラグビーワールドカップなどの特別仕様ナンバーの場合は白ナンバーになります。
黒ナンバー
黒ナンバーに黄色い文字で記載された車をご覧になった事はありますか?これは軽自動車の事業用タイプに割り振られたナンバープレートです。
よく赤帽とかがこの黒地に黄色い文字で書かれたナンバープレートをつけていますね。他にも大手の宅配業者も軽自動車で輸送をする場合に登録すると、黒字に黄色い文字で書かれたプレートになります。
まとめ
今回は自動車につけられているナンバープレートとは何か?区分はどうなっているのかやナンバープレートに隠された意味などについてもご紹介いたしました。
この記事がナンバープレートに疑問を感じている方の疑問解消に役立てれば幸いです。