ルート配送の仕事は楽しい!ルート配送のメリットとデメリットを詳しく紹介!
トラックドライバーへの転職を検討されている方が、ルート配送ドライバー募集の求人を目にすることは多いですよね。ドライバー経験無しでも可能という求人が多く、転職を考える際の候補の一つになることが多いのではないでしょうか。
しかし、ルート配送がどのような仕事で、楽しいと思える仕事なのか気になりますよね。そこで今回は、ルート配送の仕事内容やメリット、デメリットなどについて、詳しくご紹介していきたいと思います
ルート配送ってどんな仕事?
ルート配送とは、文字通り「決まったルートを配送する」という仕事です。事前に決められているエリアを、事前に決められた道順で配送することがほとんどです。
主に店舗や個人宅などのエンドユーザーへの配送ですが、中には倉庫や工場、病院などを回るルート配送もあります。最も多いのはコンビニやスーパーの食品配送で、これらは到着時間も決められています。
その他にも、雑貨や園芸用品、印刷物、包装紙や紙袋などの資材をルート配送する業務もありますが、こちらは細かい時間までは決められていないものもあり、エリア内を回る順番も自分で決めるというパターンもあります。
未経験可の求人も多く、「トラックなんて全く運転したことがない!」という人にも始めやすい仕事です。
ルート配送に使用するトラックについて
ルート配送に使用されるトラックのメインは、2tワイドロング~4tです。もちろん1.5tや2tトラックによるルート配送もありますし、大手チェーン店などでは大型トラックによるルート配送も存在します。
特に大手ドラッグストアやスーパーなどでは、センターで店舗ごとにカーゴ台車にまとめられた荷物を、4tや大型のパワーゲート車で店舗にそのまま降ろすという配送もあります。
食品配送は冷蔵冷凍車を使用することが多いため、保冷装置を搭載した車両重量の大きい中型車両を使用するケースが多く、準中型以上の免許が必要になるケースが多くなります。
個人宅への食材配送では軽やトヨエースのような1.5tのAT車両もあり、AT限定の普通免許でも始めることができます。
どんなメリットがあるのか?
気を使わないですむ
ルート配送に限らず、トラック運転手の業務すべてにいえることですが、基本的には1人で行う業務であるため、人に余計な気を使わずに済むのが大きな魅力です。
もちろん配送先への気遣いや店舗のお客様への配慮は必要ですが、台車への乗せ方や運転操作など、自分のやり方で仕事を進めることができます。
勤務時間が一定
一日の運行スケジュールが決まっているため、イレギュラーが発生しない限りは基本的に決まった時間の出退勤になります。先のスケジュールまで見通すことができるため、プライベートの予定も立てやすいのがルート配送の大きな魅力です。
また、毎日通る道は渋滞の予測も立てやすくなりますし、危険な場所も把握することができます。
安定した給与
出勤日数や勤務時間が大体一定なので、給与に大きな変動がないのも特徴です。また、コンビニ配送のように1日3便ほどある会社の場合は、「1便と2便を担当する」というような稼動の仕方で高収入を得ることもできます。
祝日の影響を受けない業務の場合は、大型連休などで収入が減ることを避けられるのも魅力です。
ルート配送のデメリットについて
仕事に変化がない
毎日同じコースを回る仕事になると、変化がないため退屈してしまう場合があります。その場合は、生協の個人宅配などのように曜日ごとでコースが違う仕事を選ぶことで回避することもできます。
一般的に、コンビニなどの食品配送は毎日同じルートといえますが、それ以外のルート配送もありますので、求人に詳細が記載されていない場合は問い合わせてみましょう。
配送時間に指定がある
ルート配送の場合は納品時間が指定されているケースが多くあります。慣れて手際がよくなるまでは、時間に追われてしまうかもしれません。
その反面、慣れたら時間が余るようになることもありますので、焦らずに落ち着いて業務をこなせば大丈夫です。細かい時間指定はなく、「すべての業務を○時ぐらいまでに終える」といったケースもありますので、確認してみましょう。
給与水準が低め
何のルート配送をするかにもよりますが、会社によっては給与が低めの場合があります。おおよそ拘束時間や件数に比例するパターンも多々あるので、どのように給与が決められるのかをあらかじめ確認しましょう。
コンビニ配送の場合は、先述のように2コースを受け持つことで、高い報酬を得られる場合もあります。
長期休暇が少ない
食品配送などは24時間365日動いているため、まとまった休みを取得することが厳しいケースもあります。
特に店舗納品の場合は、店舗が年中無休なら配送も毎日になります。もちろんドライバーは交代で週休を取ることになりますが、長期休暇を得るのは難しくなります。病院や工場などは土日休みも多いので、応募時に確認しましょう。
女性ドライバーも多いルート配送の仕事
ルート配送の業務は勤務時間が一定なため、家庭との両立がしやすいとの理由から女性が多く活躍している仕事でもあります。
また、生協のような個人宅への配送などは、AT限定普通免許でも乗務できる仕事もあり、女性に人気です。特に軽トラックでの食材配送などは、そのほとんどが女性ドライバーです。
もちろんコンビニ配送などでも女性が多数活躍しているので、気になる場合はぜひチャレンジしてみてください。
自分に合っているかどうかで楽しさは変わる!
ルート配送は、同じ業務の繰り返しが苦にならない人にとっては、とても楽しい仕事です。毎日顔を合わせているお客様と仲良くなり、気付けば会うのが楽しみになっているということもよくある話です。
また、一度覚えてしまえば新しく覚える仕事が少ないのも、仕事を楽しくやっていける理由のひとつです。道順や積み降ろし手順などは先輩ドライバーからしっかり教えてもらえるので、不安に思う必要はありません。
まとめ
ルート配送の仕事は、単調ながらもやりがいのある仕事です。毎日見かけていた保育園児が成長していく姿、植物が蕾を付けて花を咲かせていく様子など、同じ道を通るからこそ変化に気付くこともできます。
気になったら、まずはルート配送の仕事を探してみましょう!