4tトラックの積載量/車両総重量とは?実際に積めるトン数とサイズ
4tトラックの運転をしている人にとって、どのくらい荷物を積んでもよいのかは気になりますよね。
過積載をしてしまうと、場合によっては思い罰則も課されてしまうので、慎重に積荷を積んでいきたいところです。
この記事では、一般的な4tトラックでの積載量について解説いたします!
積載量の計算方法
トラックには
- 2tトラック
- 4tトラック
- 10tトラック
など、いろいろな種類がありますが、そういったトラックが実際にどれくらいの重量の荷物を積めるのかご存知でしょうか?トラックが実際に荷物を積める量は4tトラックだからといって、4t積めるわけではありません。
トラックの最大積載量の計算は、「トラック総重量➖トラック自体の重量➖乗車定員」で求める事ができます。積載量はトラック自体の重量が軽い方がより多くの荷物を積めることになります。そしてトラック自体の重量はその種類(形状)によって変わってきます。
4tトラックの種類と積載量
2-1.平ボディ・バン
平ボディは荷台部分がフラットな汎用性に優れたトラックになります。いわゆる箱型(バンタイプ)と違って雨風に弱いですが、シートを被せる事で雨濡れに対応する事ができます。
バンタイプのトラックは荷台部分が箱型のトラックです。平ボディよりも雨風に強く4tトラックにも多く採用されている種類(形状)です。両方とも車両本体の重量を抑える事ができるため、割合、積載量を多くとる事ができます。
ユニック・ウィング・冷蔵車
ユニック車はトラックの先端部分にクレーンが付いているタイプになります。建築現場で資材の積み下ろしに重宝するトラックです。
ウイング車は荷物の積み下ろしがしやすいように、バンボディの両側が開くタイプのトラックです。その名の通り、鳥が翼を広げた状態に似ていることからそう呼ばれています。4tや10tのトラックでは主力の種類(形状)になります。
冷蔵車はバンタイプの荷台に冷蔵装置が付いているトラックです。こういったトラックはユニックや冷蔵装置などの付属品がついているため、トラック自体の重量が増加してしまうため、4tまで積めない事が多いです。
増トン車
先述しましたが、4tトラックでも、ユニックや冷蔵装置などの付属品がついて重量が増加してしまうと、3トン程度しか積めないトラックになってしまう場合があります。
そこで、最近ではボディが4tトラックサイズで6.5トン、8トンと積めるように設計した増トン車というものがあります。増トン車のメリットとして一般的な4tトラックのボディで大型トラック並みの積載が可能な点が挙げられます。
こういった増トントラックは4tトラックと同じ免許では運転できず、免許を取得した年数や所有免許によっては
- 準中型免許
- 中型免許
を取得する必要があります。
「4tトラックの最大積載量は4t」とは限らない
トラックの最大積載量はトラック自体の重量によって変わってきます。4トントラックの最大積載量を4トンにするためには、車両重量と乗車定員(1人55kg)を合わせた重さを7トン以下にしなければなりません。
そういった事から4tトラックの最大積載量は4トンまで積めるという事ではなく、あくまでも目安という事になります。ですので、ユニックや冷蔵装置、ウイングなどがついてトラック自体の重量が重くなれば、その分最大積載量は少なくなるという事になります。
過積載とは
最大積載量を超えた荷物を積んで走行してしまうと過積載という法律違反になってしまいます。昨今は過積載が原因の事故が多く発生している事から、取り締まりも厳しく行われています。
当然、罰則罰金の対象となりドライバーが検挙された場合、罰金と違反点数が、運送会社や荷主が指示していた場合も厳しい罰則の対象になります。
まとめ
最近では、4tトラックの車両重量はウイング車が増えている関係もあり、増加する傾向にあります。その分最大積載量は少なくなってきています。
荷主や運送会社は企業努力により、その積載量に合わせた荷物を準備する環境を整えてきています。
ですがこれからは同じ車体サイズでより重量のある荷物を積む事でき、積載に柔軟に対応する事ができる増トン車が持てはやされる時代が来るかもしれません。