パレットへの荷物の正しい積み方とは?うまく積むためのコツを紹介

パレットとは荷物の輸送をする時に使用する荷物用のすのこのようなもので、よく使われているものなのですが、パレットへの荷物の積み方は正しい方法で積み込まなくては危険です。そ

こで今回は荷物をパレットに積み込む方法についてをご紹介いたします。

積み方を知っていることが運転手の基本

荷物を輸送するためには荷物の積み方について、少しでも知っておく方が良いでしょう。

トラックに荷物を積み込む時の方法としては、手積み手おろしする事もあればフォークリフトを使って積み込んでおろす事もあります。

ちなみに積み込みを行う時、手積み以外は『パレット』という荷物を置くプレートのようなすのこのようなものを使います

さらにパレットに積む時には荷物の形状や大きさや重さによってさまざまな積み方があるものなのです。

そしてドライバーたるものパレットの積み方を学ぶ事は基本中の基本です!

正しい積み方で何が変わる?

ここではパレットを使った積み方によってどんな事が変わっていくのかについてを簡単にご説明いたします。

効率良く積み付けが出来る!

パレットで正しい積み方をするためには、規則正しい方法で積み上げていかなくてはなりません。ですが慣れてくると非常に効率よく積み上げる事ができるようになります。

最初は手間取っていたとしても慣れてくれば自然に規則的に積みあげていけるようになります。

すると積み上げる速度も速くなりますし、頭で考えなくても手が勝手に積み上げていってくれるようになるので、積み込み全体のスピードアップにもつながって、出発が早くなる事もあるでしょう。

走行中荷崩れしにくい!

パレットは荷物の形状によっていろいろな積み込み方ができます。

荷物の形状や重さによって積み上げていくので、安定感が良くて走行中の運転による荷重がかかりにくく、結果として荷崩れが起こりにくい状況を作ります。

もちろん乱暴な運転をすれば保証はできませんが、普通に安全運転をした場合は走行中の荷崩れがしにくくなります。

中にはパレットで積んだ荷物をラップで包むなどをするところがありますが、これも荷崩れがしにくくなる工夫です。

荷物のつぶれ防止

規則正しくパレットに積み上げた荷物は重さが分散しやすい状態になるので、積み重ねた箱がつぶれてしまうのを防止する働きもあります。

パレットに荷物を積む時の積み方や向きを工夫するだけで、びっくりする程つぶれにくくなるものなのです。

もちろん段ボール箱がつぶれにくくなるような積み方があるので、扱う荷物の形状や強度などを考慮しつつ最適な積み方を学びましょう。

パレットに荷物にを積みつける時のポイント

ここではパレットに荷物を積みつける時のポイントをいくつかご紹介いたします。

パレットからはみ出さない

パレットに荷物を積みつける時には決してパレットからはみ出して積み込んではいけません。

もしはみ出してしまう場合には個数を減らすなどをして、パレットの中に納まる形状にして積みつけていく必要があるのです。

なぜパレットからはみ出してはいけないのかというと、バランスを崩して荷崩れしやすくなってしまうからです。

荷物を組んで積みつける

パレットに積みつける時には荷物を組んで積みつけていきます。同じ向きでただ積みつけていくのではなく、交互に組んで積みつけたりするのが基本です。

中には風車のような形に組む積み方もあります。荷物を組む時には積む時の規則というものがあるので、まずはそれぞれの基本的な規則を頭に入れておくと良いでしょう。

出来るだけすき間を作らない

パレットに荷物を積みつける時には、荷物と荷物の間にすき間をできるだけ作らないように積みつけていかなくてはなりません。

すき間があったらどうしていけないのかというと、走行中にそのすき間が原因で荷物が崩壊する事があるからです。

だからパレットに荷物を積みつける時にはしっかりと密着させて隙間を作らないよう努力するしかありません。

重いものは下に

特に箱の場合は重いものを下に置いて軽いものを徐々に上にあげていく必要があります。

もしも軽いものの上に重い荷物を積んでしまったら、重力と遠心力などが加わってしまうので簡単に下の箱がつぶれてしまいます。

また上が重い荷物だった場合には、重心が上にいくわけですからちょっとしたカーブなどでもバランスを崩して荷物が崩れる事もあるのです。

パレットへの積み付けパターンについて

ここでは代表的な4つのパレットへの積み付けを簡単に説明していきましょう。

ブロック積み

ブロック積みというのは代表的なパレットの積み付けの一つですが、同じ向きで4段積みしていくという積み方です。

この積み方は硬い箱状の荷物の積み上げに適しているでしょう。輸送するのが目的ではなく倉庫などでよく使われる方法です。

耐性と効率は非常に高いのですが安定性はいまいちなので、この積み方で輸送するのは避けた方が良いでしょう。

レンガ積み

レンガ積みというのは袋状の荷物を積みつける時に行います。

レンガを思い浮かべていただくとわかりやすいですが、レンガ積みの一段目は向かって手前に横向きに2つ置き、その上は縦に3つ並べます。二段目は向かって手前を縦3列奥側に横に列積んでいきます。

この方法で積み上げる荷物はコンクリート袋とか米の袋などの粉状や粉末状の荷物を積みつける時に役立ちます。

交互列積み

口語積みはブロック積みの変形バージョンです。

一段目は同じ向きで荷物を積みつけていきます。2段目になったら縦に積んでいたら横に、横に積んでいたら縦に(一段目が)縦横を交互に変えていくという方法です。

この方法で積みつけると効率も良いですし耐久性も高いですし、なによりも安定感が出るのでおすすめです。

スプリット積み

スプリット積みというのは形状が違う段ボールを積みつける時に行われる積み方です。この方法は外側のサイズを合わせるために、荷物と荷物の間に少しすき間を開けて積んでいく積み方です。

ただし隙間は1段目は左側に作り2段目は右側に作ります。こうする事によって安定感が増しますしバンドを締める時にもしっかりと固定しやすいので重宝されている積み方です。

まとめ

今回はパレットを使った荷物の積み方についてをご紹介いたしました。なぜパレットを使って積みつけていくのか?それぞれの積み付けの方法、特徴についてもご紹介いたしました。

この記事がパレットの積み方を習得したいと思っている方の参考になれば幸いです。

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