フォークリフトの履歴書の書き方とは?正式名称の書き方や、面接でのアピールの仕方
履歴書に書かれている資格が多いことは立派なアピールポイントです。しかしトラックドライバーへの転職で、フォークリフトの免許は有利になるのでしょうか。
フォークリフト免許の正式名称と合わせて面接時のアピール方法をご紹介します。
フォークリフト免許を履歴書に書くには
フォークリフトの免許があると就職する時にとても有利になります。実際に履歴書にフォークリフトの免許が記載されていると採用率も高く、運送会社や倉庫業務の企業には喜ばれています。
ここでは基本的な事をご紹介いたします。
フォークリフト免許の正式名称
まずはフォークリフト免許の正式名称からご紹介いたします。フォークリフト免許でもそんなに問題になる事は無いかもしれませんが、一応正式名称を知っていた方が印象は良いですので覚えておくと良いかもしれません。
免許と書きたいかもしれませんが、実はフォークリフトは免許として交付されるのではありません。なので正式にはフォークリフト運転技術講習終了証と書きます。記入する場所は履歴書右側の資格・免許の欄に記入します。
1t未満のフォークリフト免許
フォークリフト運転技術講習終了証は1t以上のフォークリフトの免許の事ですが、1t未満のフォークリフトの免許もあるってご存知でしょうか?ただし講習を終了しているわけではありません。
各教習機関などで学科6時間、技能6時間の講習を受けた方が取得できますが、履歴書に記入してもあまり効果はないのが現状です。正式名称は「小型フォークリフト特別教育 修了」と記載します。
フォークリフト免許があると有利な職種
ここではフォークリフトの免許があると就職が有利な職種についてをご紹介いたします。
製造業
まずは製造業ですね。製造業では製品の原料を運んだり、出来上がった製品を運んだりするのにフォークリフトを使用するので、履歴書にフォークリフトの講習を修了していると記載すると有利になります。
よく募集欄などを見ると「経験者優遇」と書かれていますね。業種としては金属加工業や食品加工製造の工場もフォークリフトの免許を取得している方を募集しています。
木材加工業
木材を加工する工房などでも製品の材料を運ぶのにフォークリフトを使います。人の手で運ぶよりも効率的に運ぶ事ができます。また、製造した製品を移動したりトラックに乗せたりするのにフォークが活躍します。
林業でも伐採した木材をトラックやトレーラーに積み込みする時にフォークリフトを使うので、フォークリフトの免許を取得している人は就職が有利になります。
倉庫業
倉庫業務では毎日フォークリフトで荷物の移動を行ったり、積み込みを行ったりしています。倉庫内でも毎日使うものなのでフォークリフトの運転ができる人を常に募集しています。
大手企業以外にも物流関係は倉庫業務を行っているので、フォークリフトの操縦ができる人材を募集しています。
建築業
扱う荷物が重量級と言えば建築業です。建築業では重機の運転ができる人も募集していますが、建築素材をトラックなどに積み込むのにフォークリフトが活躍していますので、フォークリフトの免許を取得している人は有利です。
ただ建材は非常に気を使うものです。ガラスや家の柱などもあるので細心の注意が必要になるでしょう。
運送業界への就職・転職にフォークリフト免許は有利になるか
ここでは運送業界に就職したり転職したりする時にフォークリフトの免許は有利になるのかについてをご紹介いたします。
積み下ろしができるドライバーは重宝される
一般的にドライバーは積み下ろしはフォークリフトで行われる事が多いですが、多くのトラックが集まる集荷場所では、トラックドライバーが自らフォークを使えれば時間の短縮ができるので、フォークリフトの免許を持っている人は大歓迎です。
人の手が足らない時に他のドライバーの荷物の積み下しを手伝う事ができれば、さらに重宝されますので就職や転職に有利に働くでしょう。
その他のアピールできる資格
これまでご紹介した業種以外にもフォークリフトの免許があったら転職や就職がしやすくなる業種はあります。自動車工場などでもフォクリフトが活躍していますね。材料が大きな鉄の塊だったりするので人の手で運ぶのは無理があります。
そのためフォークリフトは必要不可欠なものなのです。ほかにも鉄工所などでもフォークリフトが活躍しています。就職や転職率も非常に高いので取得はしておいた方が良いでしょう。
他にも解体業をしている企業でもフォークリフトを使います。このように大きく分けると
- 「製造業」
- 「工場」
- 「食品生産工場」
- 「運送業」
- 「建築業」
などで活躍できます。取得して損する事はありません。
フォークリフト免許を取ろう
ここではフォークリフトの免許の取得の方法や費用についてをご紹介していきましょう。
フォークリフト免許の受験資格
フォークリフト免許の取得をするには、各都道府県の労働局長が登録している教習機関などで受講する事ができますが、受講できるのは18歳以上となっているので注意しましょう。
講習は学科と技能の二つがあります。学科では運転に関する法律や荷役について、そしてフォークリフトの走行についての講習となっています。技能は実際にフォークリフトを操作を行います。
学科の受講時間は合計で11時間で、技能は合計で24時間となっています。
フォークリフト免許取得にかかる費用
フォークリフトの免許を取得するための講習は、全ての講習を受ければ35時間の受講時間が必要になりますが、免許や運転時間によって受講が免除になる方もいらっしゃいますので、それぞれの時間ごとの費用をご紹介いたします。
講習時間が
- 11時間・・・12,500円~23,760円程度
- 15時間・・・21,500円~22,500円程度
- 31時間・・・36,500円~41,850円
- 35時間・・・41,500円~45,000円
となっています。最高でも50,000円以下で取得できる免許になります。
フォークリフト免許に必要な日数
学科と技能に合計で35時間ほどの時間が必要になります。それを1日で行う事は非常に難しいですし不可能です。集中力の問題も関係してくるので何日かに分けて講習を受ける事になります。
日数は全工程で5日ほど必要になります。取得する時には5日連続で講習を受けなくても大丈夫です。お仕事をしながら取得する方にとって毎日講習を受ける事ができない場合もあるからです。
週をまたいでも問題はありません。どうしても平日は難しいという場合は土日だけ集中して取得しても良いでしょう。
条件によって時間の短縮が受けられます。
- 大型特殊
- 普通免許
- 大型免許
- 1t未満のフォークリフト
のそれぞれの経験が3か月以上の場合は11時間、1t未満のフォークリフト経験が6か月以上の場合は15時間。普通免許の取得をしているだけの人は(3ケ月未満)35時間となっています。
1t未満のフォークリフト免許
1t未満のフォークリフトの免許の取得については教習機関などで受けられます。学科が6時間技能が6時間となっていて、1t以上のフォークリフトのように5日もかからず手軽に受ける事ができます。
1t以上のフォークリフトと同様に、取得している免許と運転経験によって全てではありませんが、一部は免除を受ける事ができます。
まとめ
今回はフォークリフトの免許の正式名称、フォークリフトのドライバーを必要としている業種、フォークリフトの免許を取得している事のメリット、そして免許の取得方法についてをご紹介いたしました。
有利になる免許の一つなので自分のペースで取得しましょう。