トラック運転手はトイレをどうしているの?長距離運転時のトイレの注意点とは
運送業であるトラックの運転手が困ることとして、トイレの利用があります。普通車の場合どこにでも駐車が出来るため特に気にすることはありません。
しかしトラックはその大きな車体により駐車スペースを確保出来る場所が限定されてしまい、普通車のように手軽に止めることができないのです。
そこで、トラックのドライバーがどのような場所でトイレを済ませるのことが最適か、どの様な対策をとっているのかなどを紹介します。
トイレがある場所で済ませておく
トイレが絶対にあるという場所で事前に済ませておくことです。積み込みや荷降ろし先であれば、ほとんどの場合トイレが近くにありますし、理由を説明すれば施設のトイレを貸してもらえる場合もあります。
なので、尿意があまりない時でもトイレで用を足しておくことがオススメです。
「まだ大丈夫そうだ」と考えてトイレに行かずに出発して、トラックを運転している最中に催してしまった時、「あの時済ませておけば良かった」と後悔してしまうこともあり得ます。そのため、トイレには行ける時、こまめに行きましょう。
飲み物にも注意
トイレに行きたくなる飲み物は選ばないようにしましょう。飲み物の中には尿意を催す利尿作用のあるものもたくさんあります。利尿作用がある飲み物はお茶、コーヒー等カフェインを多く含む物です。
カフェインは眠気を覚ます効果があると言われており、長時間の運転は眠気を誘うこともあり愛飲している方も多いと思いますが、眠気を取るためにカフェインを多量に取るとその分トイレが近くなってしまいます。
長時間トラックを運転する時や、駐車出来る場所と場所の間隔が長いとあらかじめ分かっている場合は、カフェインを多量含んだ飲み物は控えるようにしましょう。
トラックを駐車できる店舗を利用
トラックの運転中、もし用を足したくなったとしても、どこかの店の駐車スペースにトラックを止められるのであれば、その店のトイレが利用します。
しかし、どんな店でもトラックが駐車出来るスペースがある訳ではありません。なのでトラックの駐車が可能な店舗にどんなものがあるのか、一例を挙げます。
コンビニエンスストアのトイレ
まずは、コンビニエンスストアです。全国にあるコンビニはほとんどの場合トラックの駐車が可能です。商品の納品に来るトラックのための駐車スペースがあります。
コンビニ自体も比較的たくさん店舗があるので、見つけるのは難しくはないでしょう。そのため、走行中にトイレを利用したくなった時はコンビニを探して下さい。
ただ、トイレに入る前に一度店員の方に確認を取るようにして下さい。同じ店であってもルールや店員の方によって「無断でトイレを利用しないで下さい」という場合があるからです。
大型のスーパーのトイレ
その次の候補となるのは大型のスーパーです。大型の広いスーパーは、駐車場も広大で、大型トラック用の駐車スペースも用意されています。そのため、トラックを駐車することが可能です。
また大型スーパーではトイレが複数箇所に設置されている場合が多く、トイレが混んでいて待たなければならない可能性も低いでしょう。
道の駅も利用できる
「道の駅」という道路施設があります。これは休憩するための施設で、サービスエリアとほぼ同じ物と考えて良いでしょう。
違いは、サービスエリアは高速道路にのみありますが、道の駅は一般道と高速道路のどちらにもあるという点です。広い駐車スペースがあり、トイレ、売店もあります。
ここで食べ物や飲み物の他に簡易トイレも売っています。時間が無い時以外は長時間の運転の疲れを取るため、または気分転換のためにも利用した方が良いと思います。
ガソリンスタンドのトイレ
最後に、ガソリンが挙げられます。そして給油の際にはガソリンスタンドを利用しますが、ガソリンスタンドにもトイレが設置してある店舗が多いです。こちらもコンビニと同じく無断ではなく、1度店員の方に確認をしてからトイレを利用して下さい。
すぐにトイレに行きたくなったら
なかなかトイレが見つからないときなど、緊急時に活用できるアイテムもあります。
空のペットボトル
飲み終わったペットボトルを利用する方法があります。気分の良いものではないため、簡易トイレを常備しておきましょう。
駐車スペース
トイレではない場所で用を足してしまう方法もありますが、場合によっては軽犯罪法に触れるため十分に注意しましょう。
下痢止め薬
お腹を壊している際などは、下痢止め薬で一時的に便意を抑えることが可能です、しかし、長時間は持たないため、早急にトイレを探す必要はあります。
まとめ
走行中にトイレに行きたくなっても、すぐにはトイレが見つからないことも多いでしょう。
しかし、尿意や便意を我慢することは身体に悪いため、あらかじめトイレを済ませておく必要があるのです。