運送会社に採用される志望動機の書き方とは?ポイントと文例を紹介!
採用担当者にとってなぜこの会社を選んだのかは重要なポイントです。志望動機はなぜこの会社を選んだのかを伝える大事な項目で、書き方ひとつで印象が大きく変わります。
そこで今回は、運送会社で働きたいと考えている方の為に、志望動機の書き方について詳しくご紹介していきたいと思います。
志望動機は最大のアピールチャンス!
履歴書を書く際に、いつも頭を悩ませるのが「志望動機」ではないでしょうか。「何が何でもこの会社に入りたい!」という熱意がある人には難しくないかもしれませんが、そうでない人も多いのが現実です。
といっても、採用側からしてみれば、安易な気持ちで応募してくる人よりも、熱意を持って仕事に取り組んでくれる人を採用したいと思うのは当然のこと。
なんとなく応募した人よりも、戦力として期待できる人材を採用するのは当たり前のことです。つまり言い換えれば、戦力として期待できる人材だとアピールできれば、採用への道は一気に拓けてきます。
採用担当者に「是非この人物を採用したい!」と思わせるアピールをするのに、志望動機は重要なポイントなのです。
運送会社への志望動機の書き方の3つのポイント!
ポイント1.運送業界を選んだ理由
運送会社は肉体労働ですから、いわゆるブルーカラー。特に全くの異業種からの転職となれば、なぜ選んだのかは気になるところです。
実際には
- 「免許を持っていたから」
- 「採用されやすそうだから」
といったような様々な動機があるとは思いますが、履歴書に記載するにあたっては、運送会社ならではの理由を考えましょう。
- 「運転が好きだから」
- 「体を動かすことが好きだから」
- 「体力に自信があるから」
というのは、ありふれている理由ではあるけれど、運送会社からすれば戦力になることが期待できます。「社会に貢献したい」というもっともそうな理由よりも、「トラック運転手に憧れていた」などの理由のほうが歓迎されるでしょう。
ポイント2.会社を選んだ理由
新卒の就職活動とは違うので、難しく考える必要はありません。
- 「家から近く、就業条件も合っていたから」
- 「見かけたドライバーさんが生き生きと働いていたから」
- 「トラックのカラーリングがカッコイイから」
そんな理由でも大丈夫です。
- 「コンビニのルート配送に興味があったから」
- 「自動車部品を運んでみたかった」
等、その会社がやっている仕事内容を理由にするのもいいですね。大手運送会社の場合は、その会社の知名度を生かした理由も効果的です。
ポイント3.活躍できる理由
運送会社は常に即戦力を求めています。育てるのに時間がかかるドライバーよりも、戦力としての能力が高い人を選びたいのが本音です。
- 「ずっとスポーツをやっていて、体力に自信があるから」
- 「運転が好きで、趣味はドライブ」
など、体力や運転スキルをアピールするのはプラスです。また、セールスドライバー志望の場合は「営業で培ったコミュニケーション能力を生かせると思ったから」というのも立派な志望動機です。
運送会社向け志望動機の書き方は?
志望動機例1
幼い頃からトラックの運転手に憧れていて、御社の求人を拝見した際に「ここだ!」と感じて応募いたしました。自宅からの通勤可能圏内にあり、就業条件も希望に合っていると感じます。
トラックの運転経験はありませんが、興味のある仕事なのでしっかりと学んでまいります。業務に慣れたらゆくゆくは大型免許を取得して、御社で大型トラックの仕事ができればと考えております。
志望動機例2
運転が大好きで、休日はいつもドライブに出かけております。長時間の運転も苦になりませんし、行ったことのない場所へ車で行くことも大好きです。夜間や悪天候の走行に潜む危険性も理解しておりますので、安全運転には自信があります。
好きなことを仕事にするのは誰にでもできることではありませんが、幸いにも私の場合はドライバーとして勤務することで叶えられると考えております。御社ではフリードライバーを募集しているということで、私の希望にぴったりだと感じて応募いたしました。
志望動機例3
以前は営業職に就いておりましたが、社用車での営業が多く、運動不足を感じておりました。貴社のセールスドライバーとして就業すれば、体を動かすことに加えて、営業で培ったスキルを生かせると感じたため応募いたしました。
学生時代はサッカーに明け暮れていたため、体力には自信があります。また、10年の営業経験で培ったコミュニケーションスキルも、私の大きな武器になると感じております。
志望動機例4
前職に採用された当時は子どもが小さかったため、毎日帰宅できるよう4tで地場の配送をしていましたが、子どもの手が離れたのを機に長距離ドライバーに転向したいと思って応募しました。
フォークリフトの資格も所持しており、リーチ・カウンターどちらのフォークリフト作業も前職の業務で経験しております。既に大型免許は取得済みなので、貴社の大型トラックに乗務することで経験と資格を生かせると考えております。
志望動機例5
私はよく車の運転をするのですが、大型連休の渋滞の中に並んでいるトラックを見ていて、社会は物流によって支えられていると気付きました。衣食住すべては物流がなければ成り立たず、トラック運転手は社会に絶対的に必要な存在です。
それに気付いた時、自分の運転経験を社会に役立てることができるのではないかと感じました。私は平成19年以前に普通免許を取得しているので、8t限定の中型免許があります。ぜひこの免許を御社の職務に生かしたいと考えております。
印象に残る志望動機の書き方を!
運送会社の中途採用での志望動機は、新卒の就職活動で伝えるような立派なものよりも、実際の業務にどれだけ向いているかをアピールすることが大切です。
- 「父親がトラックドライバーで、同じ道を歩きたいと思った」
- 「以前の勤務先へ配達に来ていたドライバーさんの働く姿を見て、自分もやってみたいと思った」
など、憧れからの転職も印象に残ります。
「トラックドライバーをやっている友人の話を聞いて、自分に向いていると感じた」という理由も、仕事内容を知った上での応募だと知ってもらうことができます。
「御社の将来性に魅力を感じ云々」といった判で押したような理由よりも、自分がなぜドライバーに向いていると思ったかを伝えるほうが効果的です。
まとめ
運送業は、未経験者歓迎の求人が数多くある業界でもあります。それだけに、気軽に勤めてすぐ辞めてしまう人も多いのが現実です。
会社は長く勤められる人材を求めているということに留意して、自分がドライバーに相応しい人材であることをアピールしましょう。