高床トラックと低床トラックの重要な違いとは?メリット・デメリットを解説!

高床トラックというのをご存知でしょうか?荷台の高さが通常のトラックよりも高くなっているトラックです。

特に長距離の荷物の輸送に最適なこの高床トラックと、短中距離の輸送に最適な低床トラックの違いと高床トラックのメリットについてまとめてみました。

高床トラックと低床トラックの違い

ここでは高床トラックと低床トラックはどのような違いがあるのかについてをわかりやすくご紹介いたします。

高床トラックとは

まず高床トラックというのはどのようなトラックかをもっとも簡単に説明すると、前後に取り付けてあるタイヤのサイズがとても大きいのが最大の特徴でしょう。

タイヤが大きくなっているという事はつまり車体が全体的にぐっと上がります。つまり運転台が通常の大型トラックよりも若干高くなっている事になります。

これによって道路からの衝撃を吸収しやすくしてくれるという働きを持っています。さらに輸送する荷物によっては高床トラックが望ましいものもあるのです。ちなみに高床トラックは「こうしょうトラック」と呼びます。

高床トラックと低床トラックの見分け方

高床トラックと低床トラックをどのようにして見分ければいいのかわからない時には横からそのトラックを見てみましょう。

大きな違いは4軸タイヤなのかそれとも3軸タイヤなのかです。低床トラックはタイヤが小さいので4軸です。一方タイヤが大きい高床トラックはというと3軸である事が多いのです。

つまり高床トラックと低床トラックを簡単に見分けるには、タイヤの大きさと3軸か4軸かで判断がしやすいという事になります。

高床トラックのメリットとデメリット

ここでは高床トラックのメリットとデメリットについてをわかりやすくご説明いたします。

長距離に使われる高床トラック

高床トラックは長距離によく活用されるトラックです。どうして長距離に向いているのかというと、タイヤのサイズがとても大きいので走行中の衝撃を吸収しやすくなります。

そのため長時間運転していてもドライバーの肉体的な疲労の蓄積を和らげてくれるので、どちらかというと短距離よりも長距離の荷物の輸送に向いているのです。

これはタイヤが大きいからこそのメリットだと言えるでしょう。

高床トラックのメリットは?

高床トラックのメリットはやはり長距離運転をしていても疲れないという点です。さらに荷物への負担も少ないのもメリットだと言えます。

また荷物を積み込みする時も下ろす時にもフォークリフトで行います。そのためドライバー自らが手で荷物を積み込んだり下ろしたりするという事がありません。

身体への負担を軽減できタイヤが大きいので摩耗が少なく、タイヤの大きさも共通なのでスペアを2種類持たなくても大丈夫です。

高床トラックのデメリットは?

高床トラックにもデメリットがあります。例えばタイヤの交換をする時にタイヤが大きいので重労働になるでしょう。

さらに荷台までの高さが高いからといって、箱の天井の高さを高くする事はできません。法律で高さが決められているからです。

そのため低床トラックに比べると積み込める荷物が若干少なくなってしまうのもデメリットだと言えるでしょう。

また運転席に座る時にも高さがあるので一苦労する事もデメリットだといえるかもしれません。さらに荷台が高いので集荷先のプラットフォームとの間に段差が生じる事もあります。

低床トラックのメリットとデメリット

ここでは低床トラックのメリットとデメリットについてをわかりやすく説明いたします。

積み下ろしに負担が少ない低床トラック

低床トラックはタイヤが小さい分荷台までの高さが低いため、荷物を積み込みするのが容易です。手で積み込みを行ったり手で荷物を下ろす場合は非常に楽に作業ができるのが特徴です。

荷台の荷物を下ろしたり積み込みを行う時に荷台が低い事で乗り降りが楽になります。なのでどちらかというと短距離から中距離までの輸送をするのに適しています。

荷台が広くとれるというのも低床トラックの特徴です。高さは高床トラックと同じで荷台が低い分たくさんの荷物を積み込めるわけですね。

低床トラックのメリットは?

先ほど説明したように低床トラックのメリットは荷台が低いので荷物をあげたりおろしたりといった作業を行う時に非常に楽です。

また荷台に乗り込んで荷物を取り出したりする時にも荷台が低いのでそれほど負担がかかりません。また荷台が低い分荷台の内部は広くとれます。

そのため高床トラックと比べるとより多くの荷物を輸送する事が可能になるのです。特に手積み手おろしの会社の仕事に使うと運転手への身体の負担が軽減されるのも大きなメリットだと言えるでしょう。

低床トラックのデメリットは?

低床トラックのデメリットと言えば、やはりタイヤが小さいので走行中の振動や道路の状況も全てドライバーや荷物に伝わります。

これが身体への負担に感じてしまい腰痛や足の痛みを感じるきっかけになる事もあるようです。それに一番の問題はタイヤです。

低床トラックのタイヤは二種類の大きさのタイヤが使われています。そのためスペアタイヤとしてそれぞれの大きさのタイヤを持っている必要があるのもデメリットだと言えるでしょう。

超低床と全低床

高床トラックと低床トラックとは別に「超低床」と「全低床」の二種類があります。全低床トラックは前後のタイヤを小さくして全体的に車高が低いトラックです。

前後のタイヤが同じサイズなのでスペアが1つで済みます。前後のタイヤが同じサイズなので摩耗が少なくコスト削減が実現できます。

超低床はさらにタイヤが小さく設計されていて荷台が地面すれすれに感じるほど低いトラックです。高さのある荷物を運んだり重機などの大きな特殊車両を輸送するのに好まれています。

まとめ

今回は高床トラックとどんなトラックなのか?高床トラックと低床トラック、そして全低床トラックや超低床トラックの違いやメリットデメリットをご紹介いたしました。

この記事がトラックの種類について知りたいという方の参考になれば幸いです。

年収UPさせる!ドライバーのお仕事を無料検索(全国の求人情報)規則適応ver

【必見】年収をあげて、待遇のよい職場に転職したい!という方へ

  • 今より年収をUPさせたい…
  • 夜勤が辛くなってきた…
  • 手積み/手降ろしが辛い…

などを感じている方に、おすすめのサービス「プレックスジョブ」


「プレックスジョブ」は、大手企業から地元の優良企業まで、幅広い企業の求人を掲載中です!

  1. 簡単1分で正社員雇用の求人を検索できる
  2. 今より年収が高く、労働条件が良い会社が見つかる
  3. 会員登録したら、スカウトも受けられる

\新着求人も続々更新中!/

プレックスジョブで求人検索する >

企業からスカウトが受けられる
【会員登録】はこちら

新着記事

  • 資格を取得しても給与は上がらない?プレックスジョブのドライバー求人から徹底分析!

    こんにちは!プレックスジョブPR担当で...
  • 大型トラックのリミッターは解除できない?解除による罰則などについて解説!

    大型トラックは一定の速度以上は出せない...
  • ドラム缶の積み方と転がし方・ドラム缶を安全に扱うための注意点をまとめました

    ドラム缶を積む際には、縦積みと横に並べ...
  • 荷役作業・附帯業務の記録が義務化されました/乗務記録の作成方法をご紹介

    2019年6月より、荷役作業等の記録作...
  • 酒気帯び運転で免許取り消しはいつから運転できなるくなる?再取得の方法も紹介

    酒気帯び運転は大きな事故を誘発する可能...

人気記事

  • フォークリフトの構造や仕組みについて解説!フォークリフトの各部名所や役割、種類

    フォークリフト技能講習を修了することで...
  • 大型免許で運転できる車一覧|大型二種、大型特殊との違いもあわせてご紹介

    ドライバーをしていく上で取得しておくと...
  • ユニック車が動かない!そんな時は先ず原因究明から取り組みましょう

    作業しようとしたら突然ユニック車が動か...
  • 冷凍車の構造/仕組みはどうなってる?冷凍車が冷やせるのは何度までか

    私たちの生活に欠かせない冷凍食品などを...
  • トレーラー運転手の技術はすごい!なぜトレーラー運転手がすごいのかを解説します

    トレーラーの運転手はトラックドライバー...
【ドライバー採用ご担当者様へ】ドライバー特化の人材紹介サービス「プレックスジョブ」
掲載のお問い合わせはこちら