ゴミ収集車(パッカー車)の仕事に必要な免許や資格とは?仕事の種類についても解説
毎日町中で見かけるゴミ収集車(パッカー車)。見かけない日は無いくらい、重要なお仕事です。
実は、残業が少なかったりと働きやすい環境な企業だったりします。
この記事では、ゴミ収集車の仕事で必要な免許や資格について解説いたします!
ゴミ収集の仕事は給料が高い?
ゴミ収集の仕事の種類
色々と呼び名があるゴミ収集車ですが、国土交通省が使用している正式名称が「塵芥車」、一般的な呼び名が「ゴミ収集車」、業界内での呼び名が「パッカー車」です。
大きく分けると「一般廃棄物」と「産業廃棄物」を運搬するのが仕事となります。回転板式、プレス式、ロータリー式などいくつかの種類があり、用途などによって使い分けがなされています。
気になる!ゴミ収集の仕事の待遇
この仕事の待遇としては、まず給与面が優遇されています。それに加えてドライバーとしては珍しいほど「勤務時間が安定」しています。
ドライバーと言えば不規則な勤務形態になることが多いのですが、ゴミ収集車の仕事は時間が決まっているために規則的な勤務となるのです。
ゴミ収集車は普通免許で運転できる?
普通免許の取得時期をチェック
街中のゴミを収集するのには2tトラックが多く使用されています。そのため取得した時期によっては普通免許で運転をすることが可能なのです。
- 「平成19年6月1日までに普通免許を取得している場合」
平成19年6月1日までに免許を取得している場合は、現在は中型免許(8t)限定とみなされます。この場合は、車両総重量8t未満、最大積載量5t未満の車を運転することができるために、4tまでのゴミ収集車であれば運転できることになります。 - 「平成19年6月2日以降に取得した場合」
平成19年6月2日から、平成29年3月11日までの間に免許を取得している場合は「準中型免許(5t)限定」となります。この場合は、車両総重量5t未満、最大積載量3t未満の車を運転することができるので、3tまでのゴミ収集車を運転できます。3tを超えるトラックは運転することができないので注意しましょう。 - 「平成29年3月12日以降に取得した場合」
2017年3月12日以降に普通免許を取得した場合は、普通免許では車両総重量3.5t、最大積載量2t未満の車両しか運転できません。そのため準中型以上の免許を取得しなければゴミ収集車を運転することはできません。
ゴミ収集車の運転はMT免許が必要
ゴミ収集車はほとんどがミッション車となっています。そのためAT限定免許では運転をすることができません。ゴミ収集車の仕事を考えている場合はMT免許を取得するようにしましょう。
ゴミ収集車のサイズと必要な免許
2t車
2t車の代表的な寸法は以下の通りです。
- 車両寸法:全長522㎝ 全幅184㎝ 全高232㎝
- 最大積載量:2t
運転するには「準中型免許」が必要になります。
4t車
4tのゴミ収集車のサイズは以下の通りです。
- 車両寸法:全長680㎝ 全幅217㎝ 全高273㎝
- 最大積載量:1.95t
4t車を運転するには、中型免許が必要になります。中型免許を取得するには「普通免許を取得してから2年以上」「20歳以上」という条件があります。それらを達成したら取得するようにしましょう。
大型車
大型のごみ収集車のサイズは以下の通りです。
- 車両寸法:全長930㎝ 全幅249㎝ 全高286㎝
- 最大積載量:7.4t
大型車を運転するためには大型免許が必要になります。大型免許を取得するには、
- 「21歳以上」
- 「普通免許(MT車)を取得してから3年以上」
- 「視力は両眼で0.8以上、片眼で0.5以上」
という条件をクリアしなくてはいけません。しかしゴミ収集に関連する仕事、特に産業廃棄物収集の仕事では大型免許があるとかなり有利になります。取得できるときに取得するようにしておきましょう。
まとめ
ゴミ収集車には用途に応じて大きさや種類が色々とあります。それぞれ必要になる免許が違っていますので、自分が運転する予定の車に必要な免許を取得しておくようにしましょう。