ユニック車が動かない!そんな時は先ず原因究明から取り組みましょう
作業しようとしたら突然ユニック車が動かないなんて事があったら困ってしまいます。万が一そんな事があったら自分で対処するしかないのでしょうか?
今回はユニック車が動かない時に自分がどのように対処するべきかをご紹介いたします。
機械である以上故障は必ずある!
毎日使っている機械でも車でも、構造とか細かな部分をあまり知らない方も多いかもしれませんが、日本の製品はとても丈夫でちょっとやそっとじゃ壊れたりしないので、
壊れたりしたら相当ショックを受ける方も多いのではないでしょうか。確かに日本で造られているのでユニック車は整備していれば壊れなにくいかもしれません。
しかしながらやはりいくらしっかりと造られているとは言っても機械です。どこか部品が劣化すれば本来の力を発揮できなくなる事だってあるでしょう。
ユニック車は構造上、動かなくなったら整備士などに頼まないといけないと思うかもしれませんが、実際には自分で解決できる原因である事が多いので、
当てはまる原因を探してもしもの時に自分で対処できるようにしておいた方が良いでしょう。
ユニック車が動かない時は原因を探ろう!
まずはユニック車が動かないのはどうしてなのか?その原因を自分で探ってみましょう。
機械的なトラブルが原因なのか、それとも他に原因があるのかどうかを探る事で、動かなくなった原因を発見できれば良いわけです。
ユニック車はリモコンを使って動かしますが、リモコンを使って動く場所と動かない場所を探りましょう。
もしもリモコンで動作しなかった場合はどうすれば良いのかというと、手動で動くかどうかをまずはチェックしてみましょう。
もし手動で動けばリモコンに何か原因があるという事がわかりますし、手動でもリモコンでも動かない場合は他に原因があるという事がわかるのです。
なのでまずはどこがどのように動かないのかを発見する事が大事です。
考えられる原因と対処方法は?
ここではユニック車が動かないのはどうしてなのか、考えられる原因とそれぞれの対処方法についてご紹介いたします。
PTO
まずはPTOのレバーがストロークエンドまで引かれているのかどうかを確認します。もしも一杯引かれていない場合はクラッチペダルを踏んでみましょう。
ATの場合はPまたはNに入れてから再びPTOスイッチをONにしてみましょう。
それでも動かない場合にはシャフトの破損が考えられますが、破損がない場合は操作レバーが壊れている、または配線の故障が疑われますので修理する必要があるでしょう。
電気系統のトラブル
トラックのエンジンのかかりが悪かったりかからなかったりする場合には、電気系統などのトラブルが考えられます。ヒューズを確認してみて切れていたら交換すると良いでしょう。
どうしてもわからない場合には整備士に相談してみると良いかもしれません。
油圧系統の故障
ユニック車だけに限らず車は油圧が非常に重要です。油圧系統が故障している可能性も捨てられません。
各種オイルの点検を行って漏れがないか、足らなくなっていないかなどをチェックして交換したり補充する必要があるでしょう。
ラジコンの電池切れ
ユニック車はリモコン、ラジコンなどを使って操作しますが、配線でつながっていないので電池が切れている、または電池の容量がが少なくなっている可能性があります。
新しい電池に交換するなどの対処をしてみましょう。もしそれで動けば電池が切れていたという事がわかります。
非常停止が作動
ユニック車では危険を察知すると非常停止が作動して、クレーンの操作ができなくなってしまいます。
これは安全装置なので仕方がない事なのですが、何も危険がないのに非常停止が作動するのは作業の妨げになり、かえって危険な状況になるかもしれません。
この場合は非常停止スイッチを何度か押してみましょう。そうする事で非常停止を解除する事ができるようになっています。
それで動けばOKですが動かなかった場合には故障している可能性も否定できません。自分で対処するのが難しいので整備士に相談して修理をする事をおすすめします。
ユニック車の運転中に警告音が鳴る原因とは?
ここではユニック車の運転中に警告音が鳴った場合の原因についてご紹介いたします。
アウトリガーが収納されていない
運転中に警告音が鳴る場合にはアウトリガーが収納されていない可能性があります。アウトリガーのロックピンがロックされているかどうかを確認しましょう。
もしもロックされていなかった場合は、もう一度しっかりとロックされているかそうかを確認してから運転を再開してみましょう。
それでも警告音が鳴り続ける場合は別に原因があるので整備士に依頼して修理をお願いしましょう。
ブームが格納されていない
運転中の警告音が鳴るもう一つの原因は、ブームが正しく格納されていない可能性があります。まずはブームがどうなっているのかを確認してみましょう。
ちゃんとに収まっていなかった場合にはもう一度正しく格納してみます。もしそれでも警告音が鳴りやまない場合は別の原因がありますので、整備士に相談してみると良いでしょう。
分からない時には専門業者へ!
ユニック車が動かないと作業ができないのでとにかく焦ってしまいます。なるべく早く原因を突き止めて動くようにする事が望ましいですが、まずは運転手自らがどこが動かないのかを把握する必要があります。
原因によってはちょっとした操作のやり直しで改善する事も多いので、確認をする癖をつけておくと良いかもしれません。しかしながらその原因が専門的な知識がないと改善できない場合があるのも事実です。
無理に直そうとして逆に壊れる原因になる事もあるのでその時は専門家に相談します。その時どこがどのように動かないのかを伝え、整備士など専門家に相談して修理をお願いしましょう。
事前に自分で故障個所を調べておくとすぐに伝えられるので早く対処する事ができます。
まとめ
今回はユニック車が動かないなどのトラブルが起こった時の原因や、自分で対処できる原因そして専門家へ相談した方が良いケースなどについてご紹介いたしました。
この記事がユニック車が突然動かなくて困っているかたの役に立てれば幸いです。