3tトラックの寸法と最大積載量・人気の3tトラックを運転するために必要な免許とは
小回りが利きそこそこの積載量を輸送できる3tトラックは、様々な業種の商品の輸送を行うのに利用されています。
ところで3tトラックのサイズがどのくらいなのかご存知でしょうか?今回は3tトラックの寸法やメーカーごとの維持費などについてまとめてみました。
3tトラックの寸法
ここでは3tトラックの寸法、積載量そして免許をご紹介いたします。
3tトラックの特徴
3tトラックはトラックの中では小型に分類されている車両です。
コンパクトなので住宅街に荷物の配送をしたり、引越し業者が少人数のご家族や単身の方のために使用したり、ルート配送などでもよく使われているサイズのトラックです。
例えばコンビニエンスストアに商品を配送するトラックですが、大きなトラックだと入れないような狭い道路もあるので、そういう場所に配送する場合などにもよく使われているサイズのトラックでもあります。
3tトラックの寸法と最大積載量
3tトラックの寸法ですが、一般的な3tトラックの寸法ですが、トラックの種類によってサイズや見た目が違っています。
例えば平ボディ―の3tトラックの場合だと全長約4,690mm、全幅約1,695mm、最大積載量3.000kgです。
3t箱トラックの場合は全長約5,005mm、全幅1,890mm、全高3,090mm、最大積載量3,000kgです。
3tロングの寸法は全長約7,310mm、全幅約2,185mm、最大積載量は3,000kgで、用途によって使い分けをします。
3tトラックの運転に必要な免許
3tトラックの運転ができる運転免許は取得した年数によって変わります。
例えば2007年6月1日以前に取得した方なら、3tトラックを普通免許を持っていれば別に運転免許を取らなくても運転することは可能です。
しかしそれ以降に運転免許を取得した場合には、中型免許または準中型免許を取得しなければなりません。どちらを取得すれば良いのか悩んだ場合は中型免許を取得しておくと良いでしょう。
メーカー別3tトラックの特徴と寸法
ここではメーカー別に3tトラックの特徴と細かな寸法をご紹介いたします。
いすゞエルフ
トラックと言えばエルフというくらい人気で利用している企業が多い車種ですが、いすゞエルフは非常に運転しやすく安全性能も充実しているトラックです。
他のメーカーの3t車と比べてもトラックに乗っている実感ができます。エルフの標準3tの車両寸法は、全長1,690mm、全幅1,695mm、全高1,970mmです。
コンパクトならが力もあるので運送業が事業用として使用するのに適したサイズです。他にハイキャブやロングなどもあります。
日野デュトロ
日野のデュトロと言えばCMでも有名な小型トラックですね。このシリーズは大型トラックのイメージがある日野が力を入れている、小型トラックの名称でもありCMでもかなり有名な車種でもあります。
日野デュトロ3tトラックの寸法は、全長4,360mm、全幅1,365mm、全高1,985mmです。標準キャブの他にロングボディタイプなどもあり、用途に応じて長さを選ぶと良いでしょう。最大積載量は3tまでとなっています。
三菱ふそうキャンター
三菱ふそうと言えばトラックメーカーとしてかなり有名ですね。ダンプカーのイメージが強いですが小型トラックにも力を入れています。
ちなみに三菱キャンターは世界でも有名なジャパンブランドのトラックとして有名です。
三菱ふそうキャンターの3tトラックの寸法は、全長4,690mm、全幅1,695mm、全高1,975mmです。
標準キャブの他に標準ボディの3tトラックもあります。こちらも用途に応じてサイズを選ぶと良いでしょう。
日産アトラス
日産トラックから販売されているのが日産のアトラスです。日本だけではなく海外でも広く使われているトラックで、日産の技術を活かした安全性能に優れた車種でもあるようです。
日産アトラスには標準キャブ、ロングボディ、そしてワイドキャブがあり、標準だと全長4,690mm、全幅1,695mm、全高2,175mmです。
ワイドキャブは幅が広いので用途に合ったサイズのトラックの購入をおすすめします。
トヨタダイナ
トヨタダイナはトヨタが販売している小型トラックの銘柄です。高い安全性が自慢で小型トラックの中でも非常に人気が高い車種でもありますね。
トヨタダイナの3tトラックには標準キャブ、超ロングボディ、ワイドキャブなどがあります。
標準タイプの寸法は全長4,690mm、全幅1,695mm、全高1,985mmです。サイズについては運ぶ荷物の形状や用途に応じてお求めになると良いでしょう。いずれも最大積載量は3,000kgとなっています。
3tトラック・人気の理由
ここでは3tトラックの人気の理由についてをお話しします。
運転しやすい
実際に3tトラックの運転をしてみるとわかりますが、3tトラックは小さめの車両なので小回りが利いて走りやすいというメリットがあります。
特に住宅街などで宅配を配送したり街中のルート配送をする場合に重宝します。
実は4tトラックを使っている運送業が多いなかで、わざわざ3tトラックを使うのにはちゃんとした理由があります。
それは新人教育をする場合です。いきなり大きなトラックに乗るのではなく、ちょっと小さめな3tトラックを使うことが多いのです。
荷物をたくさん積むことができる
3tトラックの良さといえば荷物を思ったよりも積み込めるという点でしょう。先ほども触れましたが住宅街で引越し業者が移動する時などは、2tトラックの方が小さいので便利でした。
ところが2tトラックは小型ですが荷物をたくさん積めません。そこで登場したのが3tトラックです。
3tトラックは実は2tトラックと比べると若干サイズが大きいだけなのに、最大積載量が1tも多いので効率が良いのです。これが3tトラックを使う事業者が増えた要因の一つです。
維持費が安い
トラック業界でかかる経費の代表的なものが「自動車税」と「重量税」です。自動車税というのは車両総重量と最大積載量によって決定しています。
保有しているトラックが大きければ大きいほど自動車税は高くなってしまいます。
3tトラックと4tトラックの1年事業用(エコカー現在無し)で比較すると、4tなら10,400円ですが3tトラックの場合だと7,800円ですので、台数が多ければ多いほど経費の節約ができますね。
自動車税の場合だと4tトラックは18,500円、3tトラックの場合だったら15,000円なので、やはり経費の安く抑えることができます。
まとめ
今回の記事では3tトラックの特徴、寸法、そして3tトラックを利用するメリットなどについてをご紹介いたしました。
そしてこの記事が経費の節約と使い勝手の良さについて気になる、という方の疑問が解消できれば幸いです。