大型トラックのタイヤの空気圧適正値とは?空気圧管理は重要!

車のタイヤの空気圧は適正値というものがあり、空気圧が低すぎても高すぎても何かしらのデメリットがあります。

燃費が悪くなる、事故につながるなど運転に直結することが多くありますので空気圧には注意しなければならないのです。

そこでここでは大型トラックの空気圧について紹介していきます。

大型トラックのタイヤ

一般的な普通車のタイヤは14~⒗インチほどのものが多くなっていますが大型トラックのタイヤとなると何tという重量を支えなければならないために大きさも大きく、重量もあるようになってきます。

大型トラックのタイヤは20インチほどのものが多く、1本あたり50~60kgほどの重さがあります。それだけではなくホイールの重さもここに加わってきます。

スチールホイールであればだいたい40kgほど、アルミホイールであれば25kgほどが加わることになります。つまり1つのタイヤが100kg前後の重さがあるということになるのです。

大型トラックのタイヤ空気圧の適正値とは?

トラックでは積載する荷物が多く、重くなればなるほどそれを支えなければならないタイヤの空気圧は高めに設定する必要が出てきます。上からの重さを空気の力で支えるのです。

空気圧のだいたいの目安としては

  • 2トントラック 5.0KG~6.0KG
  • 4トントラック 7.0KG~8.0KG
  • 大型トラック  8.5KG~10.0KG

ほどとなっており、やはり大型トラックになるほど空気圧が高くなっているのがわかります。

空気圧低下で受けるデメリット

燃費が悪くなる

空気圧が適正値よりも低くなっているとタイヤの性能が充分に発揮することができずに余計にエネルギーを使うことになります。そうなると燃費が悪くなることにつながっていきます。

燃費が悪くなると燃料代などコストが余計にかかってくることになりますので、大きなデメリットと言えます。

偏摩耗

空気圧が不足していると上からの圧力でタイヤが潰れたような形になります。こうなるとタイヤの側面部分も地面に接することになり偏摩耗が進んでいくことになります。

側面の摩耗が進めばタイヤがバーストすることもありますので非常に危険です。

寿命の低下

単純に偏摩耗が進んでいくことはタイヤの寿命が短くなるということにつながります。タイヤの寿命が短くなって交換しなければならなくなるとコストが余計にかかってしまうことになります。

空気圧が高いことによるデメリット

バースト

タイヤの空気圧が低いことに関してはデメリットがイメージしやすいのですが、空気圧は高すぎても問題が起こります。

空気圧が高すぎるとタイヤの限られた部分だけが地面に接することになり、異常な高温になることがあります。高温な状態が続いたまま走行を続けているとタイヤが破裂してしまうことにつながります

偏摩耗

空気圧が高すぎるとタイヤの中心の部分だけが地面に接することになり、その部分だけの摩耗が進んでいくことになります。この偏摩耗によってもタイヤの寿命は短くなっていってしまいます。

タイヤは適正な範囲が地面に接しているのがもっとも正常な状態なのです。

空気圧だけではないタイヤの点検

タイヤ溝の点検

タイヤの空気圧は運転前に点検しておくことが理想です。もちろん点検の際には空気圧だけでなく他にも点検することがあります。

一つはタイヤの溝です。溝が擦り減ってきてツルツルになってくると摩擦抵抗が正常な状態でなくなりますのでスリップしやすくなったり、制動距離が延びたりします。

大きな事故につながることも多い原因ですので注意して見ておきましょう。

ひび割れ

タイヤがひび割れしていることにも注意が必要です。空気圧が正常でないまま走行した際や、釘などの異物をタイヤが踏んだ際にひび割れは起こりやすくなります。

もちろんそのまま走行するのは非常に危険です。できるだけ早く交換するようにしましょう。

点検は走行前に行おう!

トラックの点検は基本的に走行前と走行後にするものですが、タイヤに関しては走行前が基本です。

ある程度の距離を走った後はタイヤ自体が熱を持っているために空気圧が変化しています。この時に空気圧を測定しても正常な値は出ません。

走行前にしっかりと点検を行うようにしましょう。

まとめ

タイヤは大型トラックを文字通り支える重要なパーツです。それだけに空気圧が正常でないなどの異常があると事故にも直結しますし、燃費が悪くなるといったデメリットも発生してきます。

普段から点検を欠かさないようにしましょう。

年収UPさせる!ドライバーのお仕事を無料検索(全国の求人情報)規則適応ver

【必見】年収をあげて、待遇のよい職場に転職したい!という方へ

  • 今より年収をUPさせたい…
  • 夜勤が辛くなってきた…
  • 手積み/手降ろしが辛い…

などを感じている方に、おすすめのサービス「プレックスジョブ」


「プレックスジョブ」は、大手企業から地元の優良企業まで、幅広い企業の求人を掲載中です!

  1. 簡単1分で正社員雇用の求人を検索できる
  2. 今より年収が高く、労働条件が良い会社が見つかる
  3. 会員登録したら、スカウトも受けられる

\新着求人も続々更新中!/

プレックスジョブで求人検索する >

企業からスカウトが受けられる
【会員登録】はこちら

新着記事

  • 資格を取得しても給与は上がらない?プレックスジョブのドライバー求人から徹底分析!

    こんにちは!プレックスジョブPR担当で...
  • 大型トラックのリミッターは解除できない?解除による罰則などについて解説!

    大型トラックは一定の速度以上は出せない...
  • ドラム缶の積み方と転がし方・ドラム缶を安全に扱うための注意点をまとめました

    ドラム缶を積む際には、縦積みと横に並べ...
  • 荷役作業・附帯業務の記録が義務化されました/乗務記録の作成方法をご紹介

    2019年6月より、荷役作業等の記録作...
  • 酒気帯び運転で免許取り消しはいつから運転できなるくなる?再取得の方法も紹介

    酒気帯び運転は大きな事故を誘発する可能...

人気記事

  • 運送会社の退職理由に多い原因とは?離職率を下げるために改善するべき項目

    せっかく就職したとしても何等かの事情で...
  • 大型免許を取得できる年齢は?条件・費用・期間についても解説!

    大型免許の取得には年齢制限があると聞い...
  • 運行管理者の資格更新は必要?紛失した場合の再交付についても解説!

    運行管理者の資格の取得をしたからもう安...
  • 運送業の仕事に必要な資格12選!転職・就職・独立開業におすすめの資格と免許

    運送業界で仕事がしたいと思うなら、車の...
  • 10tトラックの値段はいくらぐらい?10tトラックの特徴を比較し中古車の平均価格もご紹介!

    自分の10tトラックを持つのは、トラッ...
【ドライバー採用ご担当者様へ】ドライバー特化の人材紹介サービス「プレックスジョブ」
掲載のお問い合わせはこちら