産業廃棄物ドライバーの平均年収/給与の相場は?手取りや月収についても解説!
産業廃棄物のドライバーについてどのようなイメージがありますでしょうか?実は、産業廃棄物ドライバーは隠れた優良求人/企業が多いことも多々あります!
イメージだけで避けたりせずにすむように、産業廃棄物ドライバーの平均年収や給与についてこの記事では解説いたします。
産業廃棄物ドライバーとは
ここでは産業廃棄物ドライバーとはどんな仕事なのか?仕事の流れや何を運ぶのかなどについてご紹介いたします。
産業廃棄物ドライバーが運ぶもの
一般的な産業廃棄物というと危険なものを運んでいるという印象を受けるかもしれませんが、そういう場合もあるかもしれませんが多くの場合はそんなに危険なものを運ぶわけではありません。
基本的にはリサイクルができるものとそうではなく、破棄しなくてはならないものの二種類の廃棄物を運ぶお仕事です。
- 金属くず
- 樹脂
- 紙や布
- 食品加工を行った後のゴミ
なども運びます。
また、建築現場で出る建築廃棄物などの収集を行う事もあります。中には廃棄物を収集する仕事でも、古〇〇仕入れ業者などといった名前で業務を行っている場合もあるようです。
産業廃棄物ドライバーの仕事の流れ
企業によって仕事の流れは違います。例えばルートが決まっていて自分の担当している取引先があれば、決められた順に取引先を周って産業廃棄物を回収します。回収した産業廃棄物は社へ持ち帰って処理するケースもあります。
自社に廃棄処理の施設が無い場合は指定の廃棄物処理場などにもっていき、引渡しを行います。もしも前日に回収した廃棄物が残っていれば、朝一番にその廃棄物を処分場へと運んでからお客様のもとへ向かう事もあるようです。
産業廃棄物ドライバーになるには
仕事の流れや産業廃棄物ドライバーについて知った上でこの仕事をやってみたいと思ったら、次はどんな運転免許があれば良いのかです。産業廃棄物回収業者の保有している車両にもよりますが、普通免許は当然持っていなくてはなりません。
2tの場合は普通免許があれば十分ですが、4tトラックで作業を行う事があるのでできれば中型免許を持っていると採用率が上がるでしょう。もちろん大型免許を持っていればさらにできる仕事の幅が広がります。
他にもユニック用の玉掛けの資格や小型クレーン(小型移動式クレーン運転技能講習終了者)の資格も取得しておくと良いでしょう。
マニフェストとは
産業廃棄物ドライバーはマニフェストを持っていなくてはなりません。マニフェストには産業廃棄物の
- 種類
- 数量
- 業者名
- 処分をする業者名
- 産業廃棄物の取り扱いの注意
などを記載します。
受け取った産業廃棄物がどのようにして処分されたを証明するものでもあり、報告するためのものなのですが、これは不適正な処理を行わないための制度です。
紙で渡される事もあればオンラインもありますが、忘れたりしないようオンラインが増えているようです。
産業廃棄物ドライバーの年収と待遇
ここでは産業廃棄物ドライバーの年収と福利厚生などの待遇についてをご紹介いたします。
産業廃棄物ドライバーの年収
気になるのが産業廃棄物ドライバーの年収です。
- 4tトラック・・・400万円~750万円程度
- 大型トラック・・・450万円~650万円程度
- 小型トラック・・・450万円~550万円程度
などが多いようです。このご時世で400万円を超える年収を得られるので、非常に高額報酬である事がわかります。
また、年収の開きについては年齢や持っている免許や経験によって変わってきます。最初は少なくても入社から3年目で600万円の年収になるケースもあります。
ボーナス
産業廃棄物ドライバーのボーナスは平均すると年2回が多いようです。過去にはトラックドライバーというと過酷な仕事なのに、福利厚生面が充実されていないイメージも多かったようですが、現在ではそんな事はありません。
年2回のボーナスがあれば計画も立てやすいですし、仕事へのやりがいを感じる事でしょう。もちろんボーナスが無い業者もあるかもしれませんので、募集要項をしっかりと確認してボーナスがある、もしくは賞与があると記載されている企業へ応募する必要があるでしょう。
ボーナスはお給料の1.5ケ月程度が多く、月給40万のケースでは60万円プラスされる計算になります。
産業廃棄物ドライバーの休日
手積み手おろしが無いとはいっても決して楽なお仕事ではありません。だからこそ休日がどのくらいあるのかは重要なポイントとなります。一般的には週休二日制の企業が多いようですが、まれに1日程度しか休日を設けていない企業もあるようです。
他に祝日や夏季休暇、年末年始の休暇の他に有給や不幸があった時の慶弔のための休日を設けている企業も多いようです。ちなみに休日出勤をすると高額報酬を得られる企業もあるようです。
勤務時間と残業
平均的な勤務時間は午前8時から午後5時くらいまでの間の就業時間が多いようです。つまり勤務時間は一般的な企業とほとんど変わりはありません。これといって労働時間が短い事もありませんし、労働時間が長い事もありません。
気になるのは残業かもしれませんが、月平均でおよそ10時間程度の企業が多いようです。もちろん仕事の量によっては早朝勤務が必要な場合も、残業と早出を合わせて月平均10時間程度である事が多いようです。
産業廃棄物ドライバーの仕事のメリット
ここでは産業廃棄物ドライバーの仕事をする事のメリットを3つご紹介していきましょう。
他業種のドライバーに比べて高収入
同じ労働時間で同じような運転だけの仕事であるにも関わらず、産業廃棄物ドライバーの年収が高いという点が大きなメリットです。普通のトラックドライバーの場合は企業によって年収がだいぶ変わるものですが、産業廃棄物ドライバーは平均して高額報酬です。
しかもボーナスも保証している企業が多いので、大型免許や玉掛けや小型クレーンなどを持っているのならば、産業廃棄物の運搬を行うドライバーとしてお仕事を検討されてみてはいかがでしょうか。
プライベートも大事にできる
同じトラックドライバーの仕事でも休日が比較的多い業種です。土日が完全に休みの企業も多いので、プライベートの時間を充実させる事が可能です。祝日が続く時期などはまとまった休日が取れるので、家族で過ごす時間を作れる事もメリットです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お父さんの育児への参加や家族とお出かけをしたりする事もできます。独身の方でも身体をゆっくりと休めたり仲間と楽しい時間を過ごしたりできるので、これも大きなメリットだと言えそうです。
将来性あり、安定した職種である
産業廃棄物はあらゆる業者から排出されます。そしてどこにでも捨てられるものではありませんので、必ず産業廃棄物の業者に委託しなくてはなりません。つまり産業が全くなくならなければ仕事がなくなる事はありません。
そのため極端な話、人類がいなくならない限りは続けられる仕事です。現代社会ではなくてはならない業種なので、将来性も非常に高いですし安定した収入を得る事ができる仕事でもあるのです。これも大きなメリットでしょう。
未経験者から産業廃棄物ドライバーになるには
だれしもやった事が無い仕事は未経験者として応募しなくてはなりません。
もし産業廃棄物ドライバーになりたいなら普通免許は最低でも取得しておきましょう。MT車の免許を取得している方が良いかもしれませんが、最近ではAT車の募集も無い事はありません。
それ以上に有利になるためには中型や大型の免許を取得していると、さらに入社しやすくなるので機会があったら取得しておくと良いかもしれません。まだまだ人不足な業界なので未経験であっても比較的採用率は高いかもしれません。
まとめ
今回は、産業廃棄物踏ドライバーとは何か?仕事の内容や年収そしてボーナスの有無、メリットや未経験者の採用についてのお話をいたしました。
少しでも年収をアップしたいという方や将来性がある仕事を探しているという方の参考になれば幸いです。