クレーンオペレーターはきつい?口コミでみるクレーンオペレーターのメリットとデメリット
クレーンオペレーターは建築現場などで重い資材などをクレーンで吊り上げたり移動させたりするのが仕事です。大きくて重い荷物を軽々と移動させるのだからカッコいいと思う人もいるでしょう。
その反面現場で実際に働く人の中には「きつい」という声もあるようです。
今回は口コミなどからわかるクレーンオペレーターの今をご紹介いたします。
クレーンオペレーターの仕事
クレーンオペレーターの仕事は建設現場などで、人が運ぶことができない大きな荷物や重い荷物をクレーンに吊り上げて運ぶのが主な仕事です。
クレーンにもいろいろな種類があって、小さなクレーンで作業することもあれば、巨大な建物の屋上に設置されたクレーンを使って作業をする仕事もあります。
クレーンオペレーターが作業をする時には、運ぶ荷物が大きくて重いだけに周囲への配慮を忘れずに、気を配りながら作業をする仕事で、建設現場ではクレーンはなくてはならない存在なので、ある意味花形のお仕事でもあります。
クレーンオペレーターのここがきつい!
ここでは一般的にクレーンオペレーターの仕事がきついと言われているいくつかの理由をご紹介いたします。
注意力・集中力が必要
上記で軽く触れましたが、クレーンでの作業は非常に神経を使う仕事です。
例えば吊り上げた荷物がバランスを崩して下に落下しないように配慮しながら操作する必要があります。もしバランスが崩れたら大きな事故になりかねません。
そのためオペレーターは非常に神経を使いますし、難しい荷物であればあるほど神経を集中しなくてはならないので、精神的に疲れてしまうと感じているオペレーターがいらっしゃるようです。かなり神経を使う仕事ではあるようですね。
工事の進捗が自分の技術にかかっている
どんなものにも納期というものがあります。
工事も実は納期というものがあるのですが、工事現場での納期を左右するのは作業員全員の能力と深く関係しています。中でも作業の進捗を決めるのがクレーンなどの重機での作業です。
特にクレーンオペレーターの場合は、作業に必要な建築資材を所定の位置にスムーズに移動させなくてはならないので、オペレーターの腕次第で工事の進みが早い現場もあれば、遅々として進まないという現場もあるようです。
現場での人間関係
クレーンオペレーターがいくら優秀であっても、現場での人間関係によっては作業が思うように進まないこともあるでしょう。お互いにスムーズに作業を進めたいがために細かく指示を出す人もいれば、思うようにいかないと怒りだす人もいるのです。
そのため指示通りに動かせるかどうかによって、人間関係がぎすぎすすることもあるようです。
また、同じクレーンオペレーターの技術やスピードなどが気になってしまうということもあるようですね。
クレーンオペレーターの口コミ
ここでは実際にクレーンオペレーターをしている方々の口コミを拾ってご紹介いたします。
クレーンオペレーターは太る?
口コミ「オペ(オペレーター)はプライベートで身体を動かさないと成人病や運動不足になってしまう」
確かにオペレーターは他の作業員の方々と違って、作業中は運転席に座った状態でクレーンを操作する仕事です。
でも食べる量は変わらないのでどんどん太ってしまうということもあるでしょう。
クレーンオペレーターの失敗
口コミ「現場の大型クレーンオペレーターが作業中トイレにダッシュして一時中断」
クレーンオペレーターは建設現場では時間との勝負でお仕事をしていますので、あまりにも忙しい現場での作業の場合はトイレ休憩をとるのも一苦労ですね。
慣れるまでが大変
口コミ「新米クレーンオペレーター、中々思い通りに動かせなくて、自分にブチギレしそう」
重機はどんなものでも同じですが、免許(資格)を取得したのは良いけれど、実際にクレーンを動かして作業をするとなると思う通りに動いてくれず、自分に対してイライラしてしまう人も多いでしょう。
中には先輩のオペレーターに相談している新人さんもいらっしゃるようです。
クレーンオペレーターあるある
ここではクレーンオペレーターあるあるをご紹介いたします。
会話は無線を通して
クレーンオペレーターは基本的に無線を通して会話や指示を受けます。
声は毎日聞いているのに直接目の前で会話をすることが少ないため、どの人がいつも指示してくれるのか顔がわからないことがよくあります。
これはトラックの運転手も同じで、声を聞いて「あ~!」ということが多々あるようです。共通のあるあるかもしれませんね。
重量オーバー
現場に行くと、重量オーバーの荷物を吊って欲しいと頼まれることがあります。
これもクレーンオペレーターあるあるなのですが、重量オーバーの荷物を吊ることは非常に危険で、人身事故を起こす確率も高くなります。
そのため断りたいけど断れないなんて人もいて悩まれるようですが、試しに吊ってみましょうと言って吊って見せて、無理だということを相手に目の前で示し「やっぱ無理ですね」と言うと断りやすいです。
道が狭くて入れない
これもあるあるですが、実際に現場に行こうとすると道が狭くて通れずに、近隣の通行妨害をしてしまうということもあるようです。
あらかじめクレーンの大きさと現場までの道幅についてをリサーチしておくと良いでしょう。
クレーンオペレーターとクレーンゲーム
クレーンオペレーターの方といえばやっぱりクレーンゲームが得意なのか?という素朴な疑問を投げかける投稿がよくSNSでありますが、実際にクレーンオペレーターの方も同じような投稿をしていたりします。
クレーンオペレーターとして働いているからには、クレーンゲームくらいはすぐに攻略ができると自負していらっしゃるようです。
ただクレーンゲームはクレーンの爪の強さが関係しているので、爪の強さがしっかりしていれば取り放題なのかもしれませんね。
クレーンオペレーターのメリット
ここではクレーンオペレーターになるとどのようなメリットがあるのかをご紹介いたします。
クレーンオペレーターは国家資格
クレーンオペレーターになるには資格を取得しなければなりません。しかもクレーンオペレーターの資格は国家資格です。
この資格を持っていると年齢に関係なくお仕事ができます。つまり動かせれば食いっぱぐれのない資格です。
専門職なので仕事はいくらでも見つかります。もちろん移動式クレーン運転士免許というのは簡単に取得できるものではありませんので、取得は大変かもしれませんけれど、とって損をするものでは決してありません。
クレーンオペレーターに体力は必要?
建設現場でお仕事をするのだから、当然体力が必要なのではないか?と考える方もいらっしゃるようですね。
ですがクレーンオペレーターは重い荷物を手で運ぶわけでもありませんし、フックにかける時も重い荷物を自分で持つ必要もありません。
基本的にクレーンの運転席に座った状態でお仕事をしますので、体力に自信が無いという方でも問題なく仕事ができます。
近年では女性のオペレーターも増えつつある体力を必要としないガテン系のお仕事なのです。
クレーンオペレーターの給料
気になるのはクレーンオペレーターのお給料はいくらなのか?という点でしょう。
実はクレーンオペレーターは資格があれば誰でもできるお仕事かもしれませんが、やはり神経や優れた能力を必要とする専門職の一つです。
簡単に言えば能力がある人ほど給料が高くなるお仕事です。
もちろん最初からクレーンオペレーターはお給料が高めに設定されていますので、同じ建設業でお仕事をするなら断然クレーンオペレーターの方が有利でしょう。
クレーンを操作する姿がかっこいい
小さな男の子が憧れる職業の中には建設業界でクレーンなどの重機を扱うお仕事があります。中でもクレーンオペレーターは憧れのお仕事の一つでもあるのです。
現にオペレーターとして働いている方の中には子供の頃から憧れていたという方もいらっしゃいます。
また、クレーンの操作をしている人を見るとやはり「カッコいい」と素直に思ってしまうものですので、クレーンの操作をしていても楽しいと感じるというのもメリットの一つだと言えるでしょう。
クレーンオペレーターになるには
5トン以上の移動式クレーンの運転をする場合は、移動式クレーン運転士免許が必要になります。
移動式クレーン運転士免許を取得すると7種類ものクレーンを運転することができます。
受験資格は18歳以上であること。基本運転、応用運転、アイズの基本作業など合計9時間の講習を受けます。日数にすると6時間です。
実技のみの受講費用は107,800円、学科試験準備講習は受験費用込みで31,250円です。
万が一再試験を受ける際は補修2時間を受けて12,600円の受験料を払って受験しなおします。
まとめ
今回はクレーンオペレーターの仕事はきついのか?なぜきついと言われるのかについてを、口コミを交えてご紹介いたしました。
高い技術を身につけたいとお考えの方や息の長いお仕事をしたいという方にピッタリのお仕事なので、オペレーターを目指してみてはいかがでしょうか。